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【No.5】七転び八起き

「七転び八起き」という言葉がありますね。

子供の頃、七回転んで、八回目に立ち上がらなかったら、どうするんだろう。お家にも帰れないし、ご飯も食べられないよと真剣に思っていました。

故事ことわざ辞典によると、「七転び八起きとは、何度失敗しても、諦めずに立ちあがることのたとえ。浮き沈みの激しい人生のたとえ」ということのようです。

決して、道でつまづいて転んで、起き上がれずに泣いている子のことではありません、よ(昔の私に向けて)。

でも、失敗して転んだとして、そのまま起き上がるのではいけない、と私は思うのです。何か道の石ころでもいいから、ポケットに入れて帰りたい。あるいは何度転んでも平気な丈夫な膝小僧を手に入れられたらラッキーですよね。

さてさて、私自身は“今までにない体調不良”で入院したわけですが、自分が意外にも体が強くなくて、しかし性格は知らず知らず自らを追い込んでしまう真面目人間であることをはじめて認識しました。

自分自身の生き方を証明したくて、多少の無理があっても押し通してきた1年間でした。それまでとは違って、友達とランチしたり、子供たちと遊びに出かけたりすることなく、コロナということもありましたが、仕事1本で、その他のことは実母に任せきりになりました。

でも、こうやって転んでみなければ、自分ひとりのケアもできない人間が何を証明できるものか、ということが分からなかったんだと思います。大病でなく、感染性腸炎をこじらせたぐらいで済んで良かった……。

まだ退院もできておらず、膝小僧の傷についた泥を払っている状態ですが、自戒を込めつつ、また自分自身の原点である「書くこと」をもう一度見つけ直したいなと思い、noteに綴っていきたいと思います。

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