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風に秘める。


タイトル『風に秘める』

この作品は、お友達の引っ越し祝いとして書かせていただきました。
私にとってこのシリーズSecret Gardenはとても特別な作品です。
私は愛知県の豊根村という人口1000人も満たない小さな村出身です。
その山深い土地に生まれ育って、友達の家が車で行かないといけない距離なので、いつも一人で遊ぶことが多かったです。

帰ってきてから、山に行ってみたり川に行ってみたりと自然の中で工夫して遊んでいました。特に好きだったのはおままごとですが、空想しながらのおままごとがとても好きでした。野山の葉っぱやイチゴ、色んなものを取って食べてたり、また泥で遊んだりと一人で黙々と自然相手に遊んでいました。

子供の頃の感覚は今でも覚えていますが、私に取って貴重でとても素晴らしい時間となりました。その頃感じていた思いをこの絵の中に閉じ込めています。自然かた伝わってくる古代の叡智、畏怖なる存在の気配、心地よい風、色んなものを寄せ集めて風の中に秘める。そういう思いで描かせていただきました。

それは雲の上を彷徨う風のように、ふわっと。力強く。

私はとても神秘的なことが好きで、一人時間があればそんなことを考えている子供でした。今もそれは変わっていません。一人になれば心は上の空でどこか遠くへ旅立っています。そういう心を解放して古代と繋がってみたり、空想している時間がとても特別で貴重な時間です。植物にはとても素晴らしい力があります。種を飛ばすこと、地中深く根を張ること、動物と植物は地球の中でとても上手に共存していて無駄がない。

その世界を私は黙って見ているだけ。
汚さないように、邪魔しないように、時におこぼれをもらって。

自然には壮大な力がある。そんな事を思いながら日々過ごしています。
5月になってくると人々は少し疲れてきます。今日はまだ水曜日。後二日もある嫌だなぁって。私も家にいるだけなのにそんな事を考えてしまいます。多分そういう気持ちの人の念が伝わってくるのかもしれませんが、そういう時は自然の力に癒されて休みの日にはゴザでも引いて大地に寝っ転がってスマホとか持たず、電源を切ってのんびり時間に支配されず日光浴をして見てください。地球からエネルギーをもらうような気持ちで。実際に地球は生きてますから、エネルギーの上に乗っかっているので、それをもらう感覚でいるとさらにチャージできます。私たち人間って、何で動いているというと食べ物や水、あと大切なのは日光ですね。心臓が毎日動いているから生きていられるのです。どこにも電源ボタンはないし、充電コードもない例えると自力発電なので体にエネルギーをためてまた頑張れるようにしないといけませんね。今日は天気が良くて嬉しいです。充電できます。

風に耳を傾けて、風の中の声を聞けるといいなぁと思います。
今日もご愛読ありがとうございました。

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