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仕事だけが軸だった私なのに、暮らしが楽しくなってきた。【齋藤めぐみ】

自分の肌感覚の合う街に住み始めることで、暮らしの価値観が一変していく。今回は、移住したことで生活の充実感が激増したひとり、フリーランスのキャリアコンサルタントの 齋藤めぐみさん にお話を伺いました。

【プロフィール】
齋藤 めぐみ(Megumi Saito)
移住:伊豆高原&武蔵新城 → 静岡県熱海市
HUBlic合同会社 代表社員
キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタント

熱海へ移住する前は、伊豆高原(伊東市)と武蔵新城(川崎市)の二拠点生活をしていためぐみさん。東京で仕事をしていたにも関わらず、それまで全く地縁のなかった伊豆高原に拠点を持つことになったきっかけは「結婚」だったと言います。

当時お付き合いしていた方から、「結婚を機に伊豆高原の会社で働きたい」と相談されたのがきっかけで2009年に伊豆高原に移住することになりました。キャリアカウンセラーという職業を広めようと独立したのが2007年なんですが、『東京じゃなくても食べていける』と実証するチャンスでもあるという想いもあり、決断をしました。

当時のクライアントの多くは東京の方々。定期的に伊豆高原から通えると思っていたそうですが、徐々にその距離に疲れていたのだとか。

そんなめぐみさんが熱海に関わり始めたきっかけは、2017年1月に開催された「リノベーションスクール」というイベントでした。

街に関わることに興味が出てきた時期だったので、直感で申し込みました。申し込む前に過去に開催された際の動画を見ていたら絶対に参加してなかったと思うんですけど、結果的にはその直感が大きな転機になったので人生は不思議ですね。

それからは ATAMI2030会議 の運営に携わるなど、自ら熱海との関わりどころを見つけ、どんどん街との接点を増やしていきます。それほどにめぐみさんを惹きつける熱海。その魅力を聞いてみると、熱海の環境と人に対しての想いが溢れ出てきました

伊豆はもともと好きな場所で、魚と野菜が美味しいし自然環境や人との相性はよくて。その中でも熱海は海と街が近いし、何より人や文化が肌に合っている。その感覚は大事だなって思います。

あと、集まってきている人との価値観が近いのも心地良さのひとつかもしれないですね。熱海の街には多方面の突き抜けた人が集まってきていて、その上でお互いをリスペクトしながらほど良い距離感で交流できる。東京や伊豆高原では出来なかった多様な人との関わり方が、私にとっては有意義に感じます。

そして、熱海に関わるようになってとても嬉しかった出来事についても教えてくれました。

町内の人と仲良くできることが本当に嬉しくて。お祭りに参加させてもらえて、それどころか御輿まで担がせてもらったり。その受け入れてもらえてる感は今まで味わったことのない感覚でした。転勤族で故郷と呼べる街がない私ですが、関わり始めてたった2年なのに「ここなら一生住めるかも!」と思える街に出逢えた気がしていて、それが本当に幸せです。

熱海に通う生活をするようになっためぐみさんですが、本当はもっと早く移住したかったと言います。

熱海に住むと決めたものの、住みたい部屋が見つからずに実際に住み始めるまで1年近くかかりました。結局は熱海に通っていたことで生まれた繋がりの中から今のマンションのオーナーさんと出会うことが出来たんですが、その間の住環境の整わない時期はストレスでしたね。

そんな熱海の街に住み始めてから、めぐみさんの価値観にもポジティブな変化が表れているようです。

移住する前までは、家事を外注して仕事に集中したいと思うぐらいに仕事人間だったんです。そんな私が、熱海に来てからは暮らしの時間を意識するようになり、仕事を減らすことを考えるまでに価値観が変わってきています。今では洗濯を鼻歌を歌いながらやるようになったほどで、自分でも変化にビックリしてます。以前はコンビニを多用する暮らしだったのですが、今では近所の商店街で買い物すること自体も楽しんでいます。


そして4月に再婚を控えるめぐみさん。自身でも「熱海に来てから顔が優しくなったと言われる」と語っていたように、生き生きと日々の暮らしを充実させている様子がインタビュー中もヒシヒシと伝わってきました。

熱海の街の「保養地としての顔」と、熱海の街の「多様な人を受け入れる土壌」が、ここに住む人たちの暮らしに豊かさを与えてくれるのかもしれません。

写真:りょうかん
商店街のお店:杉本鰹節店、中島水産

〈編集後記〉

齋藤めぐみさんのインタビューで6人目となりました。(過去のインタビュー記事はこちら「ステキな笑顔で暮らす人インタビュー@熱海」

こうして取材させていただく中で、みなさんに共通していることは、「幸せの価値基準を持っていること」だなぁと気がつきました

そこで今回より、人生の満足度を自己採点していただき数値化した「ライフチャート」を作り、幸せの価値基準について少し深堀してみようと思います。

齋藤めぐみさんのライフチャート

まず満点が4つもあることには驚きましたが、めぐみさんの場合はキャリアコンサルタントという職業柄、もともとビジョンを決めて動いてきた方だということが大きな要因だと思います。

そして、熱海で暮らし始めてからは「自分らしさ」が加わってきたことで充実感が増したということです。特に、今までは考えてこなかった暮らしのビジョンを考えるようになったことで、バランスが整い精神的にも安定したようです。

とはいえ、「幸せの形」「幸せの価値観」は人それぞれなので、めぐみさんと同じように熱海で暮らせば幸せになるというわけではないんですよね。

「こうすれば幸せになる」というものは無いし、めぐみさんのようにビジョンを持ってキャリア形成をがんばってきた方でも、生き方に悩む時期はあります。

めぐみさんの場合は、「お手本にしたいロールモデルに触れること」で乗り越えてきたそうです。

なんだか止まらなくなってきました。。このテーマは奥が深いですね。今後も編集後記で触れていこうかなと思っていますので、感想などありましたらコメントいただけたら嬉しいです。

そしてなぜ私が「熱海の人のインタビューをしているのか」はこの記事に書いてみました。(ライフコンサルティングの無料相談の入口もこの記事の最後にひっそりといます。)

END

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【齋藤めぐみさんの活動のご紹介】

◆ワークショップ
経営者コーチングもされているめぐみさんの聞き力を学べるワークショップ。
「聴くことで伝わる ~聴くから始まる人とのつながり~atami~」

◆登壇イベント
豊かな暮らしをつくるためには、公民連携によるまちづくりが必要となってきています。それってなに?と気になるかたにオススメのイベントです。「公民連携でまちを使い倒せ! 【熱海・沼津】2日間連続現地体験&セミナー」

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次回のインタビュー記事UPは、来週です!
おたのしみに~

応援ありがとうございます。 飛び上がるほど嬉しいです!!