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『壁を壊すエネルギーワーク』をしたら、怒りが大放出した話

数ヶ月前に、自分の中にはまだまだ色んなブロックがあって中々解消出来ないな…と思っていた時。

以前にカードリーディングで大変お世話になった、ミルコさん↓

参考になる記事を書かれていたので読んでみた↓

…やってみようかな。
自分の中にある『壁』を想像してみた。

そこは真っ黒で、壁というか四方八方囲まれていて、天井まである。まるで暗闇の牢獄。
何にも見えない。

試しに拳でコツコツ叩いてみる。
びくともしない。
もっと強く叩いてみる。
だめだ。全く手応えがない。

…うそだろ。
これ、イメージだよね。
イメージで壊せない程の、頑丈な壁なのか。

愕然としながら、その日はワークを諦めた。

☆☆☆☆☆☆☆

ここからは私のただの妄想の話で、自分の気持の吐き出しのために書きたくて書いてます。
怒りに任せて八つ当たりしたり、罵詈雑言を叫んだりしています。読んで気持のいいものではないかも知れないので、別に読まなくていいです。
(隠す?とも思いましたが、有料にして隠すほどのたいそうなものでもないかと…)
もし気分を害されたらごめんなさい。

☆☆☆☆☆☆☆

数カ月後。
たまたま、何かで『公園で遊んでいる子供をそっちのけで、井戸端会議に夢中な母親達を批判する』みたいな、よくある記事を読んだ。

いつもなら、『そうだよね。子供が危なくないようにちゃんと見ておくのが親の役目だよね』とか思って終わり、がいつもの自分の反応。
でも、この時は何か気持ちがザワザワした。

これは、何だ…?

『怒り』だ。

なぜ?
何に対して?

批判している人に対して。

その時ふと、
『あの時の壁を壊す時は今だ』
と思った。

気がつくと、いつの間にか手に家の解体で使うような、どデカいハンマーを握りしめている。

やる気満々じゃん。

そんな自分に苦笑いしながら、
ハンマーの柄を、しっかり握り直した。



さあ、行こうか。




前回のように、真っ黒な壁を想像する。
堅牢にそびえ立つ、城壁のような壁。
あたりは闇と静寂に包まれている。

ひとつ、深呼吸をして。

ハンマーを頭上まで振り上げ、
壁に向かって一気に振り下ろす!

ガシーンッ!

壁にヒビ1つ入らない。

反動で、手がビリビリする。
構わず、何度も壁に向かう。


ガシーンッ!


ガシーンッ!


気がつくと、叫びながら
壁に向かう自分がいた。

どいつもこいつも、うるせえよっ!


全て、母親が悪いのかよ!

たまの立ち話で必死に気分転換をしなければならない程、母親達を孤独にさせていたのは誰なんだ!


ハンマーを振り下ろす度、
怒りが増幅されていく。

ガシーンッ!


そうやって安全な場所から母親達を見下して、批判ばかりして、お前達は楽しいのかよ!

ふざけんなよ!

勝手に他人事にして逃げてんじゃねえよ!!

こっちに降りてこいよ!!

なんで助けてやろうと思わないんだよ!!

俺達が子供を見てやるから、ゆっくりしなよって。
なんで言ってやらないんだよ!!

そもそもお前らは、誰から産まれてきたんだよ!

一人残らず母親からだろう!?

それなのに、
なんでいつも母親達だけを裁くんだ。

なんで悪口ばっかり言うんだよ!

みんな毎日必死で母親してんだよ!

必死で『人』を育ててんだよ!

みんな母親やるのは初めてなんだよ!

父親だって、みんなそうだろう?!

知らなくて、未熟な部分はしかたないだろ? 

誰しも、間違う事だってあるだろう?

お前らは1度も間違えた事がないのかよ?

母親に完璧を求めるなよ!!

間違えてるって知ってるなら、
間違えてるって教えてやれよ!!

それが、愛ってもんじゃないのかよ!!

怒りはおさまらない。

ガンガン、ハンマーを振り下ろす。


お前が救うべきは、子供だけなのかよ!?

子供はなぁ、お母さんが大好きなんだよ!!

いつだって、お母さんに笑ってて欲しいんだよ!!

今は大人になったお前達だって、
子供だった頃は、きっとそうだっただろう!?

自分の母親が批判されてるの見て、

その子供がどう思うのか、
1度でも考えたことあるのかよ?!

子供を救いたい気持ちがあるなら、

一緒に母親も救ってやれよ!!

バッカヤローッ!


ガシーンッ!


壁の一点に向かい、
ただただハンマーを振り下ろす。

少しずつ壁にヒビが入っていく。
まだ壁は、壊れない。

ふと、手が止まった。

そして、突然気づく。


あぁ、そうだ。

母親に『完璧』を望んでいたのは、
誰でもない、自分自身だ。


他人を馬鹿にして、下に見ていたのは。

他人を安全な場所から批判していたのは。

誰でもない、自分自身だ。


そう、愚かなのは、

誰でもない、私自身なのだ。


私を批判するな。

私を馬鹿にするな。

どうして私に優しくしないのだ。

どうして私を助けないのだ。

どうして私のために、
私は怒ろうとしないのだ。

これは全て、
私からの、私自身へのメッセージ。

昔にあった、
嫌な出来事を次々と思い出す。


子供の頃
同級生に砂を頭から浴びせられた時

名前をからかわれ、
帰り道に大声であだ名を歌われた時

私が友達の悪口を言っていると、
根も葉もない噂を流された時

大人になってからも

差し入れたパンを、
目の前でぐちゃぐちゃにされた時

お前は友達じゃないと
何度も言われた時


あの時は、
ただただショックで悲しかった。

悲劇のヒロインになって
ただ、壁の中に閉じこもるだけだった。

私は私のために
ただ、怒ればよかったのだ。

例え自分が間違っていたとしても
悔しい、理不尽だと
まず、声を上げ、
向かって行けばよかったのだ。 

どうして私は
自分の気持ちを、怒りを
見ようとしなかったのだろう。

どうして私は
自分の気持ちに
蓋をしてしまったのだろう。



ただただ愚かな、
でも愛しい私。



君は、どうしたい?

まだ、この真っ暗で
安全で頑丈な城の中で
ずっと閉じ籠もっていたいの?


…いやだ。


そんなの、まっぴらごめんだね。



そうか。
じゃあもう、
この城はいらないな。



今まで、私を守ってくれてありがとう。
でももう、今日でさよならだ。



ハンマーをぐっと握り、
再び壁に向かい、
思いっ切り振り上げる。

ガシーンッ!


壁からバリッと音がした。

手応えがある。
いけるぞ。


ガシーンッ!


ガシーンッ!


ガシーンッ!


ハンマーを振り下ろす。

何度も。

何度も。


ピシッという音とともに
壁が、大きくひび割れる。


これで、最後だ。


ありったけの力を込め

ハンマーを壁に向かって振り抜いた!


ガッシャーン!!!



勢いのまま
振り抜いたハンマーをぶん投げた

派手な音を立て、
一瞬ですべての壁が
ガラスのように粉々に飛び散る

美しくキラキラと光りながら
降り注ぐ、たくさんの破片達。


真っ暗だった空間に
一気に差し込む光。


眩しくて
目を開けて入れない。
ぎゅっと強く、目を瞑った。



しばらくして、
そっと目を開けてみる。


気がつくと何もない
真っ白な空間にいた。


ふと目線をあげると

少し離れた場所に
おかっぱ頭の少女が
小さな膝を抱えて
背を向けて座っている。

…そうか。


ずっと、ここにいたんだね。


気づかなくて、ごめん。

1人にして、ごめん。


怒っているよね。


でも、私はもう
あなたがいることを知ったから。

もう決して、1人にはしないから。

また来るよ。

何度でも。

許してくれるまで。


『…本当に…?』


まだ背を向けたまま。
少女がポツリ、呟いた。


約束するよ。

でも私にはまだまだ、
壊さなきゃいけない壁があるんだ。
だから、行ってくる。

『…わかった…。』

少女が小さく、頷いた。


振り向くと、
ドアが1つ、現れた。


じゃあ、行ってくるよ。

そこから見ていてね。

そう呟き、
ドアノブに手をかけた。



さあ、出掛けよう。
美しい世界へと。


どこまでも愛しく
どこまでも愚かな
この、私のままで。




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