見出し画像

4月を目指して、コースはつくられ続ける~UTMF整備~

2021年大会に向けて実施された、2020年12月20日のコース整備。
世界は厳しい状況が続いていますが、それでも2021年4月23日その日にむけて、手を止めることなく歩み続けている人たちがそこにはいました。

自然が舞台のトレイルランニングレースでは、整備を継続的に実施しないと、コースが荒れ放題になってしまう。2020年大会中止決定後から今日に至るまで、定期的に整備は行われています。

■今回の整備区間(複数班稼働していたため、私の参加セクションの情報です)

・2021年大会より新設される97km HL(ハイランドライン)の先、小倉山~忍草山~金毘羅山 区間

■作業内容
【倒木撤去】
コース上にはしばしば倒木が発生しています。
すでに折れてしまっているものは、谷側へ移動させます。
中途半端に折れてしまっているものは、生きている部分を最大限残しつつ、
ランナーの障害になってしまいそうな箇所のみ取り除きます。

【草刈り】
草がボーボーに生えてしまっていて、通行困難箇所があります。
ここでは、草刈り機・剪定ハサミを使用して、笹・草をカットし、
ランナーが通れる幅でコースを作ります。

2020年3月 コース整備時の草刈りの様子

【石の除去】
コース上には多数の石も落ちています。
「みかん大より大きい石」は拾って、コース外に移動させます。

*2020年3月のコース整備では
【道をつくる】
コースには既存の道幅が大変狭く、選手に安全に通過してもらうため、
道幅の拡張を行うこともあります。
斜面を自然を傷つけないように慣らし、根っこを除去することにより、
通行できなかった斜面が既存の道と繋がりフラットになることで、
選手がスムーズに通行できるルートをつくります。

赤線の道幅しかなく、1人通るのもギリギリだったコースが・・・
(赤線の右側は断崖絶壁、左側も斜面という危険箇所でした)

青線の広さにまで道が広がりました!
このように人のチカラでコースを生まれ変わらせることもあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?