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幸せはスグそばにある


■セルフコーチング

現在私が学んでいるセルフコーチングセミナーの課題の中に、『映画を観た感想をアウトプットしてみる』というものがあります。

当初、セルフコーチングで何故映画を観るのかが分かりませんでした。しかし、この課題に取り組み、映画に登場する人物達の言葉や感情に触れ、何故彼(彼女)はそう考えたのだろうか?
自分だったらどうしただろうか?などと考え、
そしてそれを文字にしているうちに、自分の中の大切にしているものが段々と見えて来た様な気がしています。感情が揺さぶれる場面や登場人物の言葉には、自分の価値観が大きく関わっている事に気付かされました。映画の中の人物が生きる世界を通して過去の自分、現在の自分、そして未来の自分を見ている様な、そんな感じもしています。

そんな中、前回の記事では課題とは別に、自分のお気に入りの映画を鑑賞し、また新たな気づきを得ることが出来ました!! 
映画『マイ・インターン』感想アウトプット    
        ↓↓

そして次の新たな課題✨として、別の映画の感想アウトプットが加わったので、今回は、そちらを記事にしたいと思います😊


■映画感想アウトプット課題その❷
映画『天使のくれた時間』

https://youtu.be/Ky8g_ALsi0Y

今回の課題映画はこちら。
アカデミー賞受賞俳優 ニコラス・ケイジが主演を務める、日本では2001年公開のファンタジーラブストーリー映画。原題は『The Family man』
こちらも私が本当に大好きな映画の1つで、課題にこの映画のタイトルが出た時、驚きと嬉しさでゾクゾクっとしました。


簡単なあらすじ


アメリカ・ニューヨークのウォール街にある大手金融会社のやり手凄腕社長ジャック・キャンベル(ニコラス・ケイジ)は、ニューヨークの街並みを眼下に見る高級高層マンションに1人で暮らし、毎朝焼きたてのパンとコーヒー、ウォールストリートジャーナルを手に出勤する、そんな生活を送っていた。

クリスマス・イヴのある日。
その日も翌日に大きな仕事を控え、周りが家族の元へと家路を急ぐ中、ジャックは夜遅くまで働き、会社を後にする。

その日の帰り道、ある出来事で知り合った男性とのやりとりがある。
彼は何故かジャックの名前を知っていた。
彼が金に困っていると思ったジャックは、彼を救おうとアドバイスする。
「何が必要か?」と尋ねるジャックに、男性は逆に「あんたは何が必要?」と尋ねた。
『全部持っている』と言うジャックに、男性はこれから面白い事が起こる、と不思議な事を言い残し立ち去った。そしてジャックは家に帰り、1人大きなベッドで眠りについたのだった。

翌朝目が覚めると、ジャックが居たのは見知らぬ家のベッドの上。
そして一緒に寝ていたのは、13年前お互いの将来を考え別れたはずの恋人ケイトだった。

現実の人生とは違う、かつて彼が選んでいたかもしれない、もう1つの人生の世界で目覚めたジャック。もう1人の自分がこの世界で築いて来たのは、家庭を持ち、親しい仲間に囲まれ、愛する妻や子供達の為に働く。そんな生活だった。この世界で過ごす時間の中でジャックが気が付いた『自分にとって必要だったもの』とは…。


映画の感想


クリスマス・イヴの夜。ジャックが店で出会ったあの男性。彼が天使だったのでしょうか?
だとしたら、彼はジャックに何を与えたかったのだろうか?そう考えた。


現実世界のジャックは自信に満ち溢れ、迷いがなく、生き生きしている様に見えました。
家庭を持たないことは別に悪い事ではないし、昔の恋人との別れも後悔などしていない。私には、何よりジャック自身が現在の自分に満足していた様に思えました。
そんなジャックになぜこの出来事は起きたのだろうか?
満足していたはずの人生…


映画が進むにつれ、もう一人の自分が築いた別の人生の中で、ジャックが1番大切にしていた価値観は『お金・地位名誉』から『愛・家族・仲間』へと変化していきました。
現実世界では何不自由なく満足した生活を送っていたジャックですが、パラレルワールドの中の自分は決して豊かではなく、自分の欲しいものも満足にに買えず、自分の時間も誰かの為に使わなければならなかった。
若い頃夢に見ていた様な完璧な人生を、人も羨む様な人生を送る為にと、人生をやり直す提案をケイトにしたジャックですが、その時のケイトの一言でジャックはハッと自分に足りないものに気づいたのではないかと思いました。

 「もう、送ってる。人も羨む様な人生を。」

今の環境と家族を心から愛するケイトの在り方がとても素敵でした。
自分が大切にしているものは何なのかをちゃんとわかっているケイト。こういう芯のある女性に憧れます。そんな彼女の側で、ジャックの価値観が変化していったのも納得でした。
色んな価値観があって、時にそれが変化する様に、幸せの基準も人それぞれで、変わる事もある。


自分は全てを持っていると信じていたジャックに天使が与えた時間。
もしかしたらそれは、現実の人生とは全く違う、もう1つの人生の環境の中で、新たな幸せの形を発見する為の、天使からのクリスマスのプレゼントだったのかもしれないですね。

失いたくないと思える大切な存在がある人生の時間。

■目の前の幸せを大切にする

人はつい足りないものに目が向きがちです。
足りない物を補えば、きっと満たされる。
誰かに認められ、羨望の眼差しで見られたなら、いつか満たされると。
小さな幸せが、実は目の前にある事に気がついていない事はよくあります。
私もそうです。

あまりにも目の前過ぎて、見えないんですよね。
見ようとしていなかったのかも知れません。
そしてそれは過ぎ去ってみて、失ってみて気づく事が往々にしてあります。
過ぎ去った時間は返ってはきません。
時間は有限です。
映画の中に出てきた『煌めきは一瞬』という言葉が心に響きました。


煌めきは一瞬


今は亡き祖父母と暮らしていたあの日々。
苦しいけど、仲間とともにスポーツに明け暮れた学生時代。
子供達がまだ小さな頃、記憶がないくらい忙しくて、その日その日をとにかく夢中で過ごしていた毎日。
そんな日々が、私にとっては正に一瞬の煌めきだったのだと、今ならはっきりとわかります。
セルフコーチングを学び始めて、私が毎日意識し始めた事があります。
それは、また今日という日を迎えられたという事に感謝するということ。
今日と言う日があるのは当たり前ではない。
健康で、家族が居て…
毎朝、通勤途中、空を見てそう思っています。
人それぞれ幸せの基準は違いますが、
今あるものに目を向ける、
そこが始まりなのだと思います。


現実の世界に生きる私達には、ジャックの様に別の世界の人生を体験する、なーんてファンタジーな経験は出来ませんが、少し視点を変えてみると、幸せって実は既にすぐそばにあるのかもしれません。














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