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宝塚歌劇の料金の秘密


 私がまだ中学生だった頃は、三階のC席があり、三百円で宝塚歌劇を見られた。但し、宝塚ファミリーランドの入園料が別途必要だった。

 このファミリーランドの料金がネックで、ファミリーランドを利用しないのに、大劇場のある敷地の中に入るというだけで、料金が発生しているという感じだった。ただこれは歴史的に見て、宝塚歌劇がファミリーランドの中の,一つのイベントという位置付けで発展しているからだ。

昭和にしてもやすい


 阪神間にお住まいの方は、この宝塚ファミリーランドの入園券には裏技があって、昔は新聞販売店から洗剤などと共に、希望すれば宝塚ファミリーランドの入園券がもらえた。
つまりこれで、宝塚歌劇の料金だけで入れたのだ。

 宝塚歌劇は総合芸術としては群を抜いていて、出演者・衣装・大道具・小道具・音楽・照明・・など、どこを切り抜いても一流で、宝塚歌劇の料金は安い。

 この安さはまず自前の劇場があること、そして阪急という親会社があること。それと入場料無料の公演から始まり、長年宝塚ファミリーランド内のイベントという位置付けがあったこと。そのため物価変動に関わりなく、宝塚歌劇は低料金のまま今日までに来たと思われる。

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