故郷の思い出と重なり 郷愁を感じながら
旅の思い出を描いた1枚です。
旅行は普段の生活からちょっと離れて
非日常を味わえる贅沢な時間です。
そして 旅から持ち帰った思い出を
作品にして展覧会などに出品するのも
又 新しい人との繋がりを広くさせてくれます。
この作品は長野県の奈良井宿にある
古い宿屋の板塀を描いています。
その板塀に掛けられた大きな ほおずきが 旅人の目を引きます。
雨風にさらされて変色した板塀と
採れたての ほおずきの 対比が
時間の移ろいをより強く感じさせてくれます。
作者も古い板の間や廊下の有る家で生まれ育った経験をお持ちです。
故郷の思い出と重なり 郷愁を感じながら制作した事でしょう。
板塀の質感の表現も過去の体験があったればこその
再現だと感心させられました。
物を描くという事は どんな物にも興味を持ち
見て 触れて 感じて 覚えておくと真実味の有る作品が
描けるのだと思います。
絵画講師 若林薫 評
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2024年アトリエ展が無事終了いたしました
「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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