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悪魔の扉はカオスだった

こんにちは、公式のブログの方では、演技にまつわるお話、舞台、芸術の話、クラスの宣伝などが多いのですが、こちらでは観た映画について、備忘録的におしゃべり調で書いてます。

自分でも、なぜこんな映画を見てしまったのかわからないのですが…と言うのも失礼です

なぜなら、キャストはとっても豪華なのです。

私の大好きな、キアヌ・リーブス
名優アル・パチーノ
もちろん、素晴らしいシャーリーズ・セロン

をはじめとする豪華キャストなんです。

にもかかわらず、伏線のばらまきもさることながら、伏線の回収がはちゃめちゃである。

とにかく、びっくりする展開ばかりで、漫画なのか、パロディーなのか、ホラーなのか、ディストピアなのか…判断しかねる映画です。

キリスト教についてや聖書について詳しく知っていたとしても、こういった描き方はどうなんでしょうか、詳しい方コメントください。

ただ、この映画が撮られた時代を考えれば、20世紀の終わりということで、こういった突拍子もない世界の描き方をスリラー調にもっていくのは、流行っていたのかもしれない。今となっては分かりませんが…。

ただね、夫婦の様子の展開や、妄想の世界と現実の世界の描かれ方には、特筆すべき点があると思う。そして、何が人間を変えてしまうのか、私たちは影響されずにはいられないこと、自分もまた影響与える側であること、意識させられる作品ではあります。

予告編はこちらです。


https://trailers.moviecampaign.com/detail/7587

もちろん、私が卒業したイギリスの大学や大学院でもこの作品の中で使われている、そして現代にもなっている「悪魔の弁護人」Devils advocate)という言葉は、学会や通常の授業でも、あえて異論を出し、矛盾や問題点を作と言う役割があって、頻出sでした。

そもそも、そういった切り口は意義ぶかいものなので、この映画での扱いはその延長にもあり、原作の小説から映画化されているらしい。

それにしても、「悪魔像」は人、それぞれなんだなぁと苦笑いしつつ、それでもちょっと面白かったりしつつ…実際にあった事件の数々思い出しつつ、ニヤニヤもしてられないので、結局最後まで見てしまいました。

今をときめく政治家のお名前も出てきますので、その辺も、振り返るとどきっとすること、間違いなしです。

哲学をちょろっと、かじったことがある方にはなおさら面白いと思います。

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