自分の思い込みに頼らず、必ずいちいち調べることが大事。自分の成長にもつながる。

間違いというわけではないが、ひらがな表記のほうがいい言葉。

「事」と「こと」

主に抽象的な内容、形式名詞として使う場合は「こと」とひらがな表記する。
現代作家でもたまに「事」と漢字で書く人もいるが、少数派。ことごとく「事」を使っていると、素人っぽい印象を与える場合がある。

使用例は、あんなことになって、うまうことを言う、勝手なことをいうな、聞いたことがない、ことによると、……することにしている、そんなこととは知らずに、人のことみたいに、見たこともない、読むこと、など。

「事」と漢字で書いてよいのは、主に具体的な事例、実質名詞の場合。

使用例は、事が面倒、事新しい、事細かに、事足りる、事と次第によっては、事の起こり、事なかれ主義、事の起こり、事のついでに、事もあろうに、事もなげに、事を起こす、習い事、願い事、など。

共同通信社『記者ハンドブック』より。