組織全体が行き詰っている時

クライアントの中には「職場全体が行き詰っています」という
人もいます。

例えば、
「お客さんが約束した事をちゃんとやってくれない」
「会社も今の体制ではうまくいかない事がわかっているのに、何もしてくれない」
「この体制、やり方ではうまくいかないのに、
 どう変えたらいいのかわからない」

長年同じようなメンバーで同じジャンルの仕事をしていたら
世の中の流れが変わっていつのまにか
体制ややり方が
合わなくなっている場合があります。

例えば
・以前は三か月に一度新製品を出していたのが、毎月になった。

・以前は自社の社員だけでやっていたけれども、
 たくさんの関連会社の人たちでやるようになった。

・昔は、一つのミスが致命的な事故につながるような
 ソフトウェアを作っていたけれども、
 今は表示結果が少しずれる位のものを作っている

等等。

変化がゆるやかで、いつのまにか変わっていた場合、
過去のやり方でそれなりにうまくいっていた場合、
抜本的な対策を取らないままだったりします。

これは、
その職場全体
「こうするのが当たり前」「〇〇する時には××するものだ」等
という「常識」が
変わっていないからです。
これらは、「ビリーフ」や「メンタルモデル」と呼ばれ、
普段は全く意識する事すらできませんが、
私たちの言動に大きな影響を与えます。

この「ビリーフ」「メンタルモデル」が変わらないと、
新しいやり方は思いつかないし
単に、やり方や体制だけ変えても、
効果が薄かったりします。

組織改革で、この「ビリーフ」「メンタルモデル」を、
表面化させ見直す事で、
大きな変革を成し遂げる事ができます。

個人がやっても道が見えてきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?