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自由時間は短いほうが幸せ!?

一言でいうと

自由時間の長さと幸福度は比例しない

活用シーン

人生

内容

内閣府の調査によると、
46.7%の人が自由な時間・充実した余暇
が幸福に影響する要素と言っているそうです。

一方で、内閣府経済社会総合研究所が2010年から2011年にかけて20歳から39歳までの男女二万人以上を対象に行った「若年層の幸福度に関する調査」では、自由時間が長いだけでは幸福に結びついていない、と言っています。
自由時間が7時間未満の人の幸福度は「6」を超えているのに対し、7~13時間の人は「6」に足りません。13時間以上ある人は「5」程度です。

『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』
前野隆司

ここで面白いのは、半数近い人が幸せな人生において、「自由時間が大事」と思っているのに、実際に自由時間の多い人ほど幸福度が低いということ。

私は常々、幸せというのは「一生懸命何かに打ち込んでいる時間」だと思っていると言っています。それはたぶん、仕事であれ、自由時間であれなんでもいいのだと思います。

しかし人は空白を嫌います。それは時間的空白もそうです。それをとりあえず埋めたいのです。以前、「何かをひとりで考え続けるより、痛みであっても何かしら刺激があるほうがいい」という実験結果をご紹介しました。


となると、「自由時間」が幸せをもたらしてくれると感じていることは、どうやら幻想のようです。この思い込みはどこからやってくるかというと、例えば労働時間がツラいとき、そこから解放された時間は幸せなんだという思い込みだと思います。その時間を「充実した気持ちで過ごせる」ような気がするんですね。けど実際はそこには空白しかなく、むしろ働いているほうがよかった、となるのでしょう。

この事を実はコロナ禍で実感された方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。もしかしたら、幸せの達人は、時間を充実させたものにする達人なのかもしれません。


私はこんな本書いてる人です(^^)/






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