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きつい香水は逆効果?

一言でいうと

いい香りの中で出会った人にはいい印象を受ける

活用シーン

環境、お洒落、印象操作

内容

ノースウェスタン大学のウェン・リーによる研究。
以下の5つの部屋で80枚の顔写真を見せて、10点満点で好ましさの特典を付けてもらった。

ハッキリと感じられるレモンの香りの部屋
ほとんど感じ取れないほどのレモンの香りの部屋

ハッキリと感じられる汗のにおいの部屋
ほとんど感じ取れないほどの汗のにおいの部屋

香りなしの部屋

ほとんど感じ取れないレモンの香りの部屋が、全般的に高い得点をつける傾向があった。一方、汗のにおいがかすかにする部屋では、悪い特典を付ける傾向が高かった。

ハッキリと感じられる香りに関しては、レモンも汗もあまり好まれなかった。

人も自分も操れる! 暗示大全
内藤 誼人 (著)

ハッキリと何かしらの匂いを感じる部屋。
これは恐らく、ニオイはニオイとして、みせられる写真は写真として判断されるのではないかと思います。

逆にかすかな香りは、見た者や触るものと一体になって、感覚として区別されにくい傾向があるのかもしれません。

ここで気を付けたいのが香水。
よく言われることですが、わかるか、わからないか程度が、その香りとその人を結び付ける可能性が高そうです。香りで自己主張したい人がつけることが多いので、狙っている効果は違うのかもしれませんが…(これは高級な時計やアクセサリーをつける心理に近いかも)

よく青春マンガでありがちな、「髪を書き上げたときにふんわりとかおるシャンプーの香り」とか、「知覚で動いたときにほんのり鼻をくすぐる石鹸の香り」(これ、オジサンが漂わせてると別の意味がありそうですが)ぐらいがその人本人の印象アップにはちょうどいいのかもしれません。


とはいえ、これは応用しやすそうですね。応接には、ほんのりと香るような工夫をしさえすればいいわけです。或いは名刺に匂うかに負わないかのようなうすーい香りを仕込んでおくとか。

色々活用してみてください。


こんな本を書いてます。良かったら是非(^^)/
実はさりげなーく、この本の中でも「暗示」の活用をお勧めしています。

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