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チームX(エックス) ── ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方

※私が読んだ本の書き出しとざっくりした内容を書き留める読書記録です


はじめの一行

プロローグ 私たちの身に起きていたこと

 2020年7月3日。ホテル雅叙園東京で行われた「日本経営合理化協会」主催の私のセミナーには、参加費用が一人4万5000円にもかかわらず、会場、オンライン合わせて約400人が集結していた。主催者は、1回のセミナーで2000万円近くの売上となった。
 また、同年11月18日、TKPガーデンシティ品川で開催された、私がメインゲストとなるプレミアムセミナー(売れるネット広告社主催)でも、会場参加費10万円、オンライン参加5万円にもかかわらず234名が集まった。

チームX(エックス)(木下勝寿)


 まえがきでは、著者の華々しい注目度が語られる一方、会社では不穏な空気が漂っていた。そんなストーリーから始まる本書。ビジネス書なのにドラマチックです。

本書の内容

チームのトランスフォーメーション

 本書のタイトルの「X」というのは、よくいう「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」のXだといいます。つまり、チームを変容させるという事がテーマ。
 もともと、この会社のマーケティングチームの仕事は悪くはなかったようです。ただ、広告を出稿する際、自ら創造するというより、ライバル社をリサーチし、上手くいってる広告をちょっと変えて適用するというパターン。つまり、大きくこけることはないけど、大きく他を引き離す成果も出にくい。
 一方、EC関連の広告は、業界全体として効果が尻すぼみ。このままでは、自社のみならず、業界全体が沈降していく、という焦りを感じた著者。その著者が、チームをよみがえらす過程を赤裸々につづったのが本書。

全てが生の情報

 本書の中で、著者は、チームをよみがえらせるために何をしたか。そのなかで、けっこう重要な位置を占めるのがKPIの設定。このKPIをある設定にすると、ある部分が動かなくなる。そこで、違った数値を設定して、評価を変える。そんな事の繰り返しがすべて本書で語られています。
 そういう意味では、近い業種などはこのKPIをそのまま導入しても上手くいくんじゃないかと思えるほどの充実情報です。リアルに著者が何をやったかがすべて書かれている一冊。
 自社のチームをKPIで育てたいと考える、社長、マネージャーの方は必見の一冊と言えるかもしれません。

いやーーー、読書って素晴らしいですね。

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ちなみに私は、こんな本書いている人です。



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