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ラットも人の顔色を見ている?

一言でいうと

自分の育てているラットが天才と信じている人が育てたラットは天才に育った。

活用シーン

教育、人間関係、ノンバーバルコミュニケーション

内容

ラットに単純な課題をこなせるようしつけるべく学生にラットが託された。
学生にはラットには迷路を解ける天才の血統とそうでない血統を創り出すことができると伝えた。そして半数の学生には、「君のラットは迷路を探検できる」とつたえ、半数の学生には「方向感覚を全く持たないよう繁殖させたラット」と伝えた。

実験の結果、学生が「賢い」と思い込んでるたっとのほうが、「アタマが悪い」と思い込んでいるラットよりも著しく出来が良かった。

学生の態度を記録し、解析したところ、態度の違いがラットの出来不出来と相関していることが示された。

『しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する』
レナード・ムロディナウ (著)

この実験、人間に対して行ったケースもありました。
自分の受け持ちのクラスが優秀な生徒ばかりと言われて担任したクラスの成績は上がり、そうでない場合はそうでない結果が出た。

まあ人間なら同じ感覚を持っている者同士ですから、伝わることもあるのでしょう。しかし、同じことがラットでも起こった。
個人的には相当な驚きです。

賢いと思って育てたラットは賢く育ち、そうでないと思いながら育てたラットはそうではない。そしてそれは、テレパシーとか超能力ではなく、単に「無意識の行動」の違いにあったという。
扱ったように人は育つと言いますが、扱ったように動物も育つようです。


こんな本書いてます(^^)/

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