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私が応援したいスポーツの本4冊

小さい頃から走るのは好きでした。
おとなしい性格で学年で一番小さいカラダでダッシュすると周囲がおぉ!と驚くのが爽快でした。

小学校の間は学年対抗リレーで走っていました。
でも中学になり陸上部で毎日練習してる子たちにはかなわなくて、でも自主練するほど勝つことに興味もなくブラスバンド部でフルートを吹くために中学校の周囲を走る程度で周囲からおぉ!と言われることはなくなりました。

1968年2月生まれなので高校野球の桑田真澄と清原和博のKKコンビにわくわくし、その後も自分がスポーツを楽しむ機会はほぼありませんでした。

このお題に何を書こうかなと思案しているとき、画像にした1冊の本と他3冊の本を思い出しました。

1冊目は
シティ・マラソンズ (日本語) 単行本 – 2010/10/29
三浦 しをん (著), 近藤 史恵 (著), あさの あつこ (著)

この小説にはさまざまな理由で走るに関わり、その後また走るにまつわるモノガタリがあります。

こちらは何度読んでもその世界に入れます。
とても秀逸な3人の作家のアンソロジー。

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私は大学生の頃お正月に行われる箱根駅伝を都内でみるのが好きでした。
いくつか空いているスポットをみつけ温かい缶コーヒーをポケットに入れて応援するのはひとりでも十分楽しかったのです。
時代はバブルなのにそういうお一人様な自分はかなりビミョーです。

そんな私が大好きなのは三浦しをんのこちら。
風が強く吹いている (日本語) 単行本 – 2006/9/21
三浦しをん(著)
今もお正月になる前必ず読む一冊です。

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どうやら私は走るにまつわることが好きだと自覚したのは2008年北京五輪の日本男子400mリレーが銅メダルをとった瞬間に心が熱くなったからです。

現在記録上では銀メダルだけど、当時3位で銅メダル。
北京五輪当時それまでの日本陸上の記録から考えると偉業に値する走りを塚原直貴選手、末続慎吾選手、高平慎士選手、朝原宣治選手がみせてくれたことを私はテレビの前で震えてみていました。

当時朝原選手は超ベテラン。
おそらくこのメンバーで走るのはどう考えても最初で最後だろうと思っていました。実際は銅メダルだけれど私の心の中では金メダル以上だと思ったレースでした。

北京五輪の検体のドーピング再検査で、優勝したジャマイカ選手が失格となったための順位変更になり、レースから10年以上を経て、塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の4人は2019年5月12日横浜市の日産スタジアムで多くの陸上ファンの前で真のメダルを得たと報道がありました。

そこで思い出すのは 佐藤多佳子著のこの3冊。
一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (日本語) 単行本 – 2006/8/26
一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (日本語) 単行本 – 2006/9/22
一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (日本語) 単行本 – 2006/10/25
佐藤多佳子(著)

この小説は神奈川県立麻溝台高等学校に実在する陸上部をモデルで取材には3年近くかけており、この作品で佐藤多佳子本人が一躍注目を集めるように。なかなか読み応えのある3冊を私は夢中で読んだ記憶があります。

今もときどき手に取り眺めてどのページから読んでもそのモノガタリの中にぐっと引き込まれます。

北京五輪の高平慎士選手はこの高校生かなぁと妄想しています。

以上、私が応援したいスポーツに関わる本4冊です。。

こんな本紹介でもいいのだろうか。。
でもこの4冊は陸上好きには鉄板だと思います。

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