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【ラルフローレン】レンタルサービス戦略

みなさん、こんにちは

大槻亮太です。

高級ファッションブランドのレンタルサービスがあったらいいですよね。

ありまっす。

高級ファッションブランドとして初めて、独自の商品レンタルサービスを開始したのがラルフローレン。

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「ザ・ローレン ルック」と名付けたプログラムを北米市場で展開しています。

裕福ではない消費者のためにカスタマイズされたものでもありますが、
余裕があり、より容易に毎シーズンの新作ファッションを楽しみたいと望む裕福な顧客にとっても魅力的ですね。

事業が順調に進めば今後、対象地域を北米以外に拡大する可能性もあるそうです。

「ザ・ローレン ルック」は、定額制で月額125ドル(約1万3500円)のサービス。

ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイの同89ドルより高額だが、レンタル期間の設定がなく、好きなタイミングで商品を返却することができます。

バーチャルクローゼットから好きなアイテムを一度に4点まで選ぶことができ、それらをすべて返却すれば、新たに別の服をレンタルすることがでます。

欲しいものがあればそのまま手元に残し、割引の会員価格で購入することも可能です。

また、各アイテムにはレンタル品として利用する期間があらかじめ設定されており、その期限がくれば、貧困世帯に衣服や家具、おもちゃ、学用品などを提供する米慈善団体、デリバリング・グッドに寄付されることになっているようです。

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ラルフローレンにとってこの新事業は、「破壊される前に自ら破壊」する戦略の一環でもある。

このレンタルサービスは当面の間、同社の中で一番利益の出ない部門になるでしょう。

しかし、メリットとしてはこれまで高級ファッションブランドに手が届かなかったユーザーへの認知が高まります。

そしてそれにより、ユーザーの好みの変化に素早く気づき反応することが出来るようになりそうです。

投資回収のタイミングまでには時間がかかりそうですが、
日本でも洋服の青山がレンタルサービスを開始したりと、何かとこのタイミングでレンタルへ力を入れるのはメリットが多いのかもしれませんね。

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