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2022年W杯について⑧

まあ、予想どおりではある。

やはり、フランスは強かった。ここまでのモロッコの快進撃もついに止められてしまった。

アルゼンチンとクロアチアの試合にも言えることなのだが、ボール支配率は敗けた側、クロアチアとモロッコの方が圧倒的に高い。どちらも共通してだいたい60%くらいである。結果から見れば、ボールを持たされていたと言うべきなのか。

日本のドイツ、スペインとの試合も含めて言えることだが、今大会はボール支配率、つまりポゼッションの数値と試合結果とは必ずしもリンクしないことを改めて世間に周知させる機会となったのかもしれない。

相手にボールを持たれていても、危険な局面に持ち込まれなければ大丈夫。チャンスと見れば、持たせているボールをさっさと回収して一気に攻め込んで点を取りにいく。フランスもアルゼンチンもそういう試合展開であった。圧倒的に攻め込まれて防戦一方だった日本の場合は少し違う。

敗けたモロッコは残念であったが、ベスト4というのは堂々たる成果である。

これで決勝は、フランス - アルゼンチンという優勝経験国同士の激突ということになった。

アルゼンチンは、試合を重ねるごとに調子が上がってきている感じである。守備も堅いが、攻撃に関してはメッシとアルバレスが引っ張っている印象である。したがってこの2人のコンディション如何であろう。

それに対して、フランスの方はより全方位隙がない感じがする。エムバペはたしかに凄いが、彼1人だけが凄いのではない。フランスの場合、国を挙げて、若手サッカー選手の育成に取り組んでおり(クレールフォンテーヌ国立サッカー養成所)、そうした成果からか選手層の厚みを感じさせる。

そういう意味では、フランスの方が有利と予想するが、どんなものであろうか。


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