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2022年W杯について⑨

3位決定戦のクロアチア - モロッコは、クロアチアが制した。日本、ブラジルを破り、アルゼンチンには準決勝で敗けたが、これで前回大会の準優勝、今大会は3位ということになった。

クロアチアは人口390万人ほどであるという。人口370万人の横浜市が代表チームをW杯に送り込んで準優勝とか3位になるのと同じくらいにスゴイことである。尤も、ウルグアイは人口350万人くらいだが、過去の優勝経験が2回あるから、もっとスゴイということになるのだが。

日経の記事で、フランスのモロッコ戦、アルゼンチンのクロアチア戦でのボール・ポゼッション率の低さについての分析があった。両国のポゼッション率は4割ほど。敗けた側のポゼッション率が6割という感じである。

ボールを持っているのか、持たされているのかということよりも、実際にゲームを支配しているのはどちらなのかが重要だということなのだろう。

フランスもアルゼンチンも、危険ではない局面ではボールを持たせても、どういう状況になればボールを回収するかという判断基準がチーム内で明確になっていたような気がする。それくらいにメンバー個々の戦術認識も揃っていて、相手に預けているボールをいつでも回収できるくらいに高い技術が備わっているということであろう。

いよいよ、残るところは、フランス - アルゼンチンの決勝戦のみとなった。選手層の厚みと充実ぶりを考えると、フランス有利という予想であるが、メッシとアルバレスのコンディション次第ではアルゼンチンが大爆発する可能性もある。

いずれにせよ、見逃せない試合である。


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