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ちぃとれんのお話 第1章 ちぃとれん

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わたしの家での生活に踏み切らされた、フレンチブルドッグの「ちぃ」と「れん」のお話です。お客様に配布するチラシに、数か月間にわたって連載したものですが、愛犬家の皆さんに好評だったの… もっと読む
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記事一覧

1.哲学者との出会い

幼少時、祖母の家の近所のスピッツに追いかけられ、泣きながら田んぼのあぜ道を走った私は 、…

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2.哲学者との再会

あの不思議な風貌の犬に出会ってから2年が経ったある日のこと、駅前の雑貨屋に立ち寄った私を…

3.子いぬと『なかざわさん』

2007年の秋のある日、夫が「犬を見に行こうか?」と言いました。 ペットショップにはいろ…

4.小さな子分

声も出さずに、じっと薄暗い箱におさまっていた子いぬは、車に乗せたとたんにがさがさと動き始…

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5.ちぃ、鶏の骨を飲む

家族会議の結果、子いぬの名前は「ちぃ」に決まりました。 「フレンチブルドッグ」という犬種…

6.ちぃの手

ちぃは、3日間病院に通い、胃の中で鶏の骨が溶けていく様子を毎日レントゲンで撮られました。…

7.ともだち

ちぃがわが家に来てからもうすぐ一年となったころ、散歩のたびに気になることがありました。ちぃは、ご近所の散歩犬と行き会い、挨拶をかわすとき、なんとなく相手の犬に嫌がられているようなのです。ちぃ本人は、フレンドリーに相手に近づき、仲良くしたい様子なのですが、相手の犬から見えるちぃはきっと、「がにまたで、前のめりでゼーゼーいいながら、必要以上に接近してくる大きなこわい顔の、なれなれしいやつ」なのでした。  ちぃに悪気はないはずですが、鼻先が短いため、ものすごく相手の顔に密着しなけれ

8.新しい子いぬ

その夜、ペットショップで撮らせてもらった子いぬの写真を夫に見せ、飼ってもいいかどうかをた…

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9.満員電車のご夫婦

事故で満員になった電車のホームで「手荷物」を抱え、うろうろしていた私を見て、「こちらにお…

10.母の言葉

 新しい子いぬを家に迎えた私は、娘が生まれたときの母の言葉を思い出していました。 『…い…

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11.ちぃとれん

それから何日もかけて、はじめは娘の部屋のドアを少しだけ開け、ちぃに子いぬの姿を覗き見させ…

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番外編 「ちぃとキャンプ」

さて、11回にわたり連載させていただきました「ちぃとれんのお話」も前回、先住犬の「ちぃ」が…

ちぃがうちにやってきた。

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ちぃがうちにやってきた(その2)。