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佐久間宣行×オークラ:「ノリ」が合うチームとは

今週放送(2021年7月22日)の「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」で、ゲスト出演していた放送作家のオークラが語った、チームについての話がとても刺さった。

以下が該当トークが始まる箇所のリンク。

数分間のトークなのでぜひそのまま聴いてほしいのだが、かいつまんで言うとオークラはこういうことを話していた。

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「ゴッドタン」における「キス我慢選手権」や「マジ歌選手権」などが当初の企画意図を超えて大ハネしていくのを通じて、お笑い的に本来「成立」していないものを成立させていくことが個性なんだという考えに至った。

「成立」と「不成立」のちょうど中間をいかに攻められるか。その感覚を共有するものこそがチームの「ノリ」。
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甘えた考えであることは重々承知の上なのだが、「ノリがおんなじ人ばっかりのチームで働いてみてえ〜〜〜〜〜」と思ってしまった。

「ノリ」を共有するチームとは、お笑いの言葉を使わないで言えば「それが正解だという証拠がない時でも、これが正解だねとメンバーが直感的に共有できるチーム」ということだろう。


仕事で企画書を出すような場面では常に根拠と数字が求められる。

大勢の人を巻き込み、他人のリスク(会社の予算)で動く仕事というものの性質上、根拠と数字を提示することは当然必要なことだと思う。

でも本来、「おもしろさ」そのものは基本的に説明不能なものなのだ。

ノリを共有できていないチームでは、「根拠」は大体「うまくいった類似例」になってしまうし、「数字」は「出演者のフォロワー数」とかになってしまう。

結果、過去の成功例と似ていて人気者たちを集めた企画が量産されている、ように見える。

「ノリ」が同じチームの中で、その企画がおもしろいのかを証明する過程をすっ飛ばして、いかにそのおもしろさを実現するか、それに最適の出演者は誰か、みたいなポイントに議論を集中させられたらめちゃくちゃ楽しいだろうなと想像してしまった。


当然佐久間さんもオークラさんもノリがあわないチームの中でちゃんと結果を出してきたから、今ノリが合う場所にいられるんだってことはわかるけど。


あんまり目標とか夢とか想像できない人間なのですが、「ノリが合う人たちと働けるようになる」は結構信じられる目標かもしれないです。

頑張ろう。


サイトウでした。




@いえもん
今回の東京オリンピックの開会式も「ノリ」があわないチームで作らざるを得なかったんだろうなー、と思った。

各パートごとに目指しているものがバラバラで、「こういう開会式がいい開会式だよな!」というノリが共有できていない感じがしちゃった。

それはそれとして小林賢太郎をキャンセルした人々にぶちぎれているのでまた話聞いてください。


@きっちゃん
連休なんてないのかな??

いつもお疲れ様ー。

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