勝手ヒーリング実践中!

先週、12/16の土曜日に甲野善紀先生の名古屋稽古会があり、お世話をして頂きました。
お世話、と言っても、私はそこにいるだけ、常連の人たちが我先に、とお手伝いを買って出てくれます。皆、なにか、甲野先生にお返しがしたいんだと思います。

甲野先生を師と思っていても、先生からは弟子とは見られません(笑)。
ずっと、共同研究者としてみてくれています。先生は誰に対してもそうです。
だからこそ、それぞれにそれぞれの意欲が生まれ、研究稽古への道が拓くのだと思います。
これ、言葉以上に難しい事です。

現代は繋がりの時代。
簡単に繋がれて、離れられます。
大切にされたい、と思い集まり、大切にされていない、とわかれば他へと移れます。
また、組織側も、知らず知らずのうちに関係者を食い物にしてしまうし。
そんな中、ずっと、個人と個人の付き合い方を見せてくれているのですから、本当にありがたい事です。

さて、ヒーリングの話です。
甲野先生とお会いすると、高確率で身体が変わります。
それは私の中にある恩を返したいという思いもあるでしょうが、何より、先生自身が変化をした身体を見せてくれるからです。
新しく目にする身体は私の身体へと一気に写ります。
持ちきれない身体を得て、びっくりするのでしょう。お会いした後の数日は調子を崩す事が多い気がします。

そして今回もそう。
このところ収まっていた腰痛が出ています。
まだ、歩くのも困難、というほどではありませんが、靴下が履けません(笑)。
しゃがめないのです。

痛みが出てくると最初に思うのは嫌だなぁ、という事。
いかに感謝が大切、と言っても、痛みを見つけた瞬間、ありがとう!とはなりません(笑)。
ただ、逃げられない痛みとわかれば、それをどうするかが考えられるようになりました。
そして、持っているもの全てを使い、立ち向かいます。
何かをすれば、何かが変わる。これも稽古でわかってきた事です。
何も変わらない事ってありません。むしろ、あったら凄い事です。

腰に手を当てたり、シップを張ったり、横になり休んで観察したり、やる事はいくらでもあるのです。
そして、その中でも観察は、手がかりとなるモノサシ(身体感覚)の数だけ出来ますから、退屈する事がありません。

自らに出てきた腰痛を手掛かりに、これまで見つけてきたものを使います。
骨を探り、筋肉を揺らして、皮膚で守る。当然、空気に乗る事も試します。
前回ざっと説明をしましたが、それぞれの中でさらに細かく、探る事が出来るようになっていました。

特に、骨に関しては腰椎にまで意識が伸びて、上下左右前後、それぞれの方向を分けて探れるようになり、痛みをより見つけやすくなります。
上下左右前後にくわえて、外へ行くか内に行くか、そして、塊として生きるか、エネルギー体として生きるかを選択できれば、工夫のバリエーションは爆発的に増えていきます。

そして思いました。
身体がよくなる、という以外に、気持ちがずっと、良いままだ、という事です。
痛みが消えれば嬉しいのは当たり前です。しかし、消えなくても嬉しいし、なんだったら、劇的に痛みが増す姿勢を見つけると、それもまた嬉しいのです。

この痛みを通して、自分自身が分かっていくのです。
今回すでに、やばい事に気づいてしまいました。
それは「仙骨」です。
腰の痛みがあり、そこから意識が離れません。何とかそれを上に下にと、移動させていて見えてきたのが仙骨です。
腰椎の下にあるのですから、これは間違いなく仙骨(笑)。
しかし、これまでは全然見えていませんでした。

あー書きたい事が山ほど溜まっております。
書き求める前にどんどんと身体が変わり、追いつきません。
まぁ、ずっとそんな感じですけれども(笑)。

とにかく、ちょこちょこと、書き出していきます。
お付き合いしていただければ嬉しいです。

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