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軟水のたそがれ【フォトエッセイ】

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毎週日曜日の夜に更新 社会心理学の立場から感じたことをツラツラと… 日常が冷たく流れてしまうその前に、身近な温もりに気づいてもらえるような、そんな文章を意識しています。 写… もっと読む
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2020年1月の記事一覧

誰といる時の自分が好きですか?

誰といる時の自分が好きですか?

"自分"とは、どこにあるんだろう?

僕らは、自分を見失ってしまった時ほど、自分を探そうとする

だけれど、そういった有事ではない普段の自分は、いったいどこに存在しているんだろう

もしも自分が「自分の中」にあるのなら、自らを見つめ直し、深く向き合うことが大切になってくるはず

一方、僕らが自分探しを始める際の行動の1つとして、旅に出たり、新たな出会いを求めるという手段を選ぶことも多い

それはあ

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自分が譲れないものをハッキリ伝えるという優しさ

自分が譲れないものをハッキリ伝えるという優しさ

今思えば、子どもの頃の僕はとても「自己チュー」だったなと…ふとそんなことを感じた。

あれがしたい、これがやりたい、あれが欲しい、これも欲しい。

そういった欲求に対して、ばか正直に生きていた気がする。

一般的に子どもの興味はすぐに移ろうし、昨日まで欲しい!と言っていたモノをすぐに忘れたり、突然思い出して泣きわめいたりするものだ。

それを大人は「駄々をこねる」と表現したりするけれど、大人になっ

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日々の移ろいをやわらかく受容していく

日々の移ろいをやわらかく受容していく

僕らが物事の『移ろい』に気づくことができるのは、いったいどんなタイミングだろうか。

ここ2週間は、クリスマスムードから年越しで盛り上がり、正月もいつの間にか過ぎ去っていった。

だけど

「あっ!今、時が移ろいでいるな」

・・・こんなことを逐一感じて過ごすことは、ほとんどないはずだ。

ちなみに僕は昨日今日と姪っ子たちに会っていたのだけれど、彼女らは7歳と5歳。

ほんの少し前まで簡単に抱っこ

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感情の波を重ね『うねり』を届けていく

感情の波を重ね『うねり』を届けていく

『うねり』という言葉の語感が好きだ。

なんだか、「目まぐるしくも着実に変化していくようなイメージ」を僕は持っているから。

それは心に例えると、日々の感情が移ろいでいく中でネガティブになることがありながらも、なんやかんやポジティブになって、大きな力を蓄えながら少しずつ前に進んでいく様子。

この状態と似ているなぁと感じるんよね。

うねりとは波の状態の1つで、一般的な波である「風浪」よりも大きな

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