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長岡花火は『大切な人を想う花火』

※2023年8月1日編集・追記

新潟県の魅力を伝えて参ります。

今回は、毎年8月2日3日に行われる地元の【長岡花火】について!

今年(2023年)も無事、開催されます(*^^*)

8/2はNHK BSプレミアムで生中継
⇒YouTubeでライブ配信も!
https://www.youtube.com/live/rwhU7AEFk4w?feature=share

長岡花火は日本三大花火大会の1つで、全国での知名度も年々上がってきているように感じます!

日本三大花火大会は、長岡(新潟)、大曲(秋田)、土浦(茨城)とされていて、打ち上げ数日本一が諏訪(長野)の花火です!

・・・まぁ、とりあえず、どうぞ!!!

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↑メインのフェニックス花火!

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↑こちらもフェニックス!!

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↑天地人!

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↑故郷はひとつ!

・・・どうです!この迫力!!

※写真は⇓のサイトを運営されているタビダーさんが撮ったフリー素材を使わせて頂きました!素敵な写真をありがとうございます(*^^*)

・・・僕は子どもの頃から長岡花火を観ていますが、昔はこれほど大規模なものではなかったように記憶しています。

「正三尺玉(しょうさんじゃくだま)」という、とてつもなく大きな花火と、「ナイアガラ」という橋から流れ落ちる花火がメイン。

それでも、信濃川の土手で寝そべりながら見上げる花火は、当時から圧巻でした!家族や友達との思い出もあります♪

打ち上がるごとに自分の下へと降り注ぐかのようなあの体験は、信濃川という川幅の広い場所から打ち上げて、土手に腰を据えて花火を見上げるから見える光景で、遠くから観ていてもなかなか味わえない感覚だと思います(^^)

・・・ところで、この花火大会の規模感や、花火に対する僕ら(長岡にゆかりのある人々)の想いが変わった時期があります。

それは、2005年の『復興祈願花火フェニックス』の打ち上げが始まった、あの時。

前年の2004年には最大震度7を記録した中越大震災があり、長岡市民も、ライフラインが途絶えた日が何日間も続きました。

さらに、その年には水害があり、僕の家の前も水浸しでしたし、冬も豪雪で大変な苦労をした方がたくさんいました。

・・・そこで、2005年を自然災害からの復興元年として、『フェニックス花火』の打ち上げが始まったのです。

「何度、被害に遭っても、不死鳥のように蘇る」という願いをこめて。

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(フィナーレでは、不死鳥をかたどった花火が上がります!)

このフェニックス花火が打ち上がる、その間およそ5分ほど、平原綾香さんの名曲「Jupiter」が会場に響き渡ります。

この曲は、新潟県中越地震の際に、被災者を勇気付ける応援歌として、新潟県内のラジオ局で多くリクエストされたことで採用されました。

⇓Jupiterの歌詞

Everyday I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥で繋がってる

果てしない時を越えて輝く星が
出会えた奇跡教えてくれる

今は自分を抱きしめて 

命のぬくもり感じて
私たちは誰もひとりじゃない

・・・長岡花火を観る度に、この歌詞が僕らの心に深く沁み入ります。

フェニックス花火とは、『大切な人と観る花火』であり、『大切な人を想う花火』なんだと僕は思います。

僕はこの花火と曲に思い入れがありすぎて、観るだけで泣いてしまうし、特に土手で見上げるフェニックスは、本当に感動します!

フェニックスはかなりの広範囲で打ち上がるので、河川敷から見上げていると、視界が全て花火になるんです!!

たとえこの土地やこの曲に思い入れがなくとも、音と光を体感するエンターテイメントとして、ものすごくハイレベルなものだと思います!!!

(後半の怒涛の打ち上げがヤバイのです♪)

長岡花火では、音楽に合わせた打ち上げ花火が多数あり、ミュージック花火として、フェニックス以外も音と光を存分に楽しむことができます。

1つ1つの花火の凄みも、年々上がっている気が…

・・・あともう少し書き加えたら、終わります!!

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世界中の爆弾を花火に変えて打ち上げたら

世界から戦争がなくなるのにな

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突然ですがこの言葉は、「裸の大将」で知られる山下清さんが、長岡の花火を観て発した言葉です。

今から74年前の、昭和20年8月1日。

長岡は空襲に遭い、街は焼け野原になったそう。

長岡花火は、空襲で亡くなられた方々への慰霊や、復興に尽力した先人への感謝や、平和への想いが込められています。

・・・ちなみに僕のお婆ちゃん(93歳)は、ずっと長岡に住んでいて、花火の音を聞くと空襲を思い出すと言ってました。

婆ちゃんが体感したその痛みや悲しみは、僕には想像することしかできないし、話を聞いて寄り添うことしかできません。

ただ、その苦しみを生み出してしまった爆弾も、それを作る技術を花火に活かすことで、多くの人を励まし、笑顔にすることができる。

婆ちゃんの体験をなかったことにはできないけれど、長岡花火を観覧して人々の心が温かくなれば、その温かさを、目の前の大切にしたい人へ、向けることができる。

悲しみに寄り添い、痛みを次世代へ連鎖させず、温かさを生み出すことが大切だな…と、長岡花火を観る度に、僕らの心は温まるんです。

多くの花火大会は、「花火を競い合う」という要素が強いと思うのですが、長岡花火は、「慰霊や復興」の願いを込めた『祈り』の要素が強い。

・・・ということで!

花火を眺めながら、心を震わすもよし!

お酒を飲みながら、お祭り気分を楽しむも良し!

大切な人のことを、想うもよし!

・・・それぞれの楽しみ方で、心を温かくしていきたいなぁと、そう思います。

長岡花火をキッカケに、目の前の大切にしたい人へ、温かさを注ぐ人が1人でも増えますように。。。

・・・では、読んで頂きありがとうございました!

⇒ライブ配信はコチラから!
https://www.youtube.com/live/rwhU7AEFk4w?feature=share

2021年の長岡花火が、不死鳥のように熱く舞い戻ってくることを、切に願っております。

僕ら1人1人が、その日まで決して火を絶やさずにいよう。

↑コロナ禍に書いた文章ですが、今年も観られるのが嬉しくてたまりません!現地には行けないのだけれど、大切な人と共に、ライブ配信で観覧します(^^)

※改めて、⇓素敵な写真をフリー素材として使わせて頂きありがとうございました!


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