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【痙攣性発声障害レポ】殻月陽琴の場合 ③リハビリ三回目と相談の決意

こんにちは。殻月陽琴からつきひことです。
Vtuberになってゲーム配信してましたが、最近は3DCGモデリングや台本をお借りしてキャラクターに声を当てたり、声のご依頼を受けたり(休止中)。好きなことやってます。

私は二つの音声専門の病院を受診し、痙攣性発声障害 と診断されました。
簡単に言うと勝手に震えたり首絞めカエル声になります。脳のバグ。
この病気はまだまだ知名度が低く、同じことで悩んでいる人がいるかもしれないと思い、備忘録として残しておくことにしました。
病院によると思いますし、患者の症状も十人十色ですが、どんなことするんだろう?と気になっている方の参考にもなると嬉しいです。
※教わったトレーニング法を載せていますが、あくまで私の症状に合ったトレーニングを提案されているため、試される際は自己責任でお願いします。

こちらの記事は第三回となっております。
第一回はこちら↓

前回↓




カウンセリング

初回の言語聴覚士さんと同じ人が担当。(前回は諸事情でおらず別の人が担当した)
前回から変化はあったかなど軽くカウンセリング。
前回「ためいき法」を教わりその要領で喉を開くように喋るよう仕事中 心がけたが、
結局どんどん喉が締まっていき出だしと途中、語尾に音にならない箇所が出てきてしまうことを伝えた。(主に母音の「あ」が引っ掛かりやすい気がする)

マッサージについて

マッサージはしていたか。暇なときにしていたと伝える。どのようにマッサージをしていたかも見せた。
前回舌の指導が変わって思いっきり舌を突き出すように言われたことを伝えると、やり方を教えてくれた。
どうやら私の突き出し方は説明が難しいが、↷(記号見えるかな?)のように、下に向かうように出しているらしく、間違っていたらしい。
前回はそれを見せても何も言われなかったので問題ないと思っていたんだが…
正しくは、舌が真っすぐになるように出すらしい。これがまた難しい。
声を出すな、の「シーッ」のように人差し指を出した後にそれを目指すように舌を出すのがミソだそう。
やろうとすると舌の下の白い筋(舌小帯)が歯に引っかかって痛いw
鏡を置いてもらったが「そうそう!」って言われたの一回くらいだった。
シンプルに難しくないか?下がってしまう。みんなもやってみてほしい。舌の奥がストレッチされるらしいよ。

ある程度自分でマッサージを行った後、言語聴覚士さんが直接触る。
!? !?!?
自分でやるのとやっぱり違う!容赦ないww
本当に指だよな?針じゃないよな?
痛いってええええ!!
顎付近はまだ気持ちいいくらいだったんだが、正確な筋肉の名前が言えなくて申し訳ない、
喉仏とかの首の骨の脇?前回追加された肩の近くの太い筋肉部分、鎖骨。痛すぎた。
太い筋肉のマッサージのコツは、顔だけ真横を向くことらしい。そうすると浮き上がってくるので、そこをマッサージする。
鎖骨は肩を少し上げて凹んだところを指で差し込む。刺された。
前回の人は痛くないくらいがいいという方針だったので、やはり人それぞれなんだなあと思うなどした。まあ痛いくらいのほうが利いてる気がするしいいかの気持ち。私の首の筋肉硬いらしいので。

発声訓練

次に発声。まずはため息を出してみようということになり出してみる。
「はぁ~~~~~」長くない?と言われる…
「はぁァ….」息の時まで力が入っている!(無自覚)
力が入るのは最初だけ、あとは力を抜くように言われた。
何回か繰り返し、感覚を掴む。
その後、口を思いっきり開けないように5割くらいに留めつつ喉仏が下がるのを確認した後、ため息法をやった。
今回はハミング(口閉じてン~ってやつ)もしつつ声出し。この時、言語聴覚士さんに喉を下に向かって抑えられながらの発声だった。その間は普段よりもやや深みのある声が出たし、詰まりもあまり出なかった。
一音だけなら割と上手くいくんだよな…喋りや歌になると途端に戻ってしまうのだ。

次に椅子に浅く座る。
「ン~あ~」と言いながら後ろに徐々に倒れていく。(腹筋の中間地点みたいな)
ふる、震える…..声が……
このとき顔が上を向いたり姿勢が変わってはいけない。同じ姿勢を意識する。
震えるのは喉が、というよりは 腹筋が単純に弱いから。支える筋肉がないねwと言われた。喉に力が入りやすいのも、もしかしたらお腹で支えられないからなのかもしれないな。声優学校で習って出来てたつもりでいたけど、もう数年前の話だし生活スタイルも変わったし。衰えまくっているのかもしれない。腹筋、増やさねばならないか?

相談の決意

リハビリが終わり、日程を決めるタイミングで聞いてみた。
殻月「私は軽症な方なんですか?ボトックスとか手術するほどひどくはないのでしょうか」
言語聴覚士さん『うーんまずはリハビリを3か月続けてみてどうか、というところではあると思うんだけどね。リハビリを続けて硬い筋肉をほぐして、力を抜いて発声できるようになるってのが、ゴールかなって。ボトックス注射するにしても、筋肉が硬いと効果が長持ちしないの。だからほぐすことによって長持ちさせるっていう目的もあるね』
「なるほど….一応ネットで調べて情報としては手術やボトックスのメリットデメリットは知ってるんですけど、やっぱ一度お医者さんの口から聞いたほうがいいかな、と思っていまして」
『ボトックス打ってからリハビリ続けるでも大丈夫だよ!じゃあ….一度診察挟みますか?』
「はい、そうします」
ということで、次回はリハビリと、先生に一度今後について相談することにした。

フリートーク的な音声


一音伸ばし音声


ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。

参考になったらご検討ください!