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【痙攣性発声障害レポ】殻月陽琴の場合②リハビリ二回目 発声法享受

こんにちは。殻月陽琴からつきひことです。
Vtuberになってゲーム配信してましたが、最近は3DCGモデリングや台本をお借りしてキャラクターに声を当てたり、声のご依頼を受けたり(休止中)。好きなことやってます。

私は二つの音声専門の病院を受診し、痙攣性発声障害 と診断されました。
簡単に言うと勝手に震えたり首絞めカエル声になります。脳のバグ。
この病気はまだまだ知名度が低く、同じことで悩んでいる人がいるかもしれないと思い、備忘録として残しておくことにしました。
病院によると思いますし、患者の症状も十人十色ですが、どんなことするんだろう?と気になっている方の参考にもなると嬉しいです。
※教わったトレーニング法を載せていますが、あくまで私の症状に合ったトレーニングを提案されているため、試される際は自己責任でお願いします。

こちらの記事は第二回となっております。
第一回はこちら↓


レッツリハビリ

基本的にリハビリは同じ人が担当するらしい。
…のだが、そのリハビリ担当者が体調を崩してしまったらしく、別の人が担当してくれることになった。

リハビリ部屋に案内され、前回やったことの確認、自分の症状などの情報共有をした。
マッサージや舌脱力を伝授されたこと、どんなときに出にくいかなど。
マッサージはどの頻度でやっていたか、それから症状が悪化することはあったか。

一件目の病院でもらった薬を飲みながら、暇さえあれば教えてもらったマッサージを行い舌も脱力するようにしていたのだが、あまり改善に向かっているようには思えなかった。と正直に伝える。
むしろ、今日調子悪いな…という日もあった。

次に、前回もやった文章を読むやつ。
日付を言ったり、息の続く限り声を出したり、切れるまで息を吐き続けたり、指定された文章を読む。

前回と変化があった。息を吐き切る秒数は変わっていないが、声を出し続ける秒数は劇的に伸びていた。らしい。
何か心当たりは?と聞かれ考えたのち…
「楽な声で」という指示を意識して出した、
前回は空腹状態で行ったが今回はちゃんと食事をしてから行った。
それで差が出たのではないか?それくらいしか思い当たらなかった。
お腹ぺちゃんこだとうまく息が溜められないのは私だけだろうか?

次に首周りの筋肉の確認。
どのようにマッサージをしていたか見せる。
骨をぐにぐにして筋肉を差し込むように揉むパートがあるのだが、気管が影響を受けるのか息苦しかった。
そのことを伝えると、痛かったり苦しかったりするレベルでやる必要はないとのこと。あれ、前回全体的にだいぶ痛かったぞ…?指導する人によるのかもしれない。

言語聴覚士さんに首の色んなところを押してもらって発声。
どうも私は鈍感なのか、「ここはどうですか出しやすい?」と聞かれてもよくわからなかった。
でも押す場所によって音の響きが増すことがあったり、籠ったり、今まで聞いたことないような某お殿様みたいな変な声になったりして面白かった。
特に痛いところはないかと聞かれ、首の両端?首の骨の両隣がなんか触られると効いてる感じがしたので伝える。
「確かに凝ってる感じはするかも。今までの声の出し方で全体的に首が凝っていて、それに慣れてしまっているというか気づけていなかったのかも知れませんね。」みたいなことを言われた。
余談だがプロかなんかに頼んで首をほぐしてもらうってことは出来ないのかと思い聞いたところ、整体系は首は触りたがらないし身体をほぐしてもらってもすぐまた硬くなるのでやはり自分でやるのが良いとのこと。

【マッサージ矯正】
喉仏付近のマッサージ法の矯正、首脇の筋肉は鷲掴みではなくもっと手前で揉む。
【マッサージ部位追加】
肩の近くの位置の首の両端、鎖骨を揉む。大きい筋肉らしいのでワッシワッシ揉む、または大きく回すようにマッサージをする。

【舌】
前回は脱力平らにするように心がけつつ前に出したり左右に動かしたりという指導だったが、
今回は舌の奥をストレッチする目的で舌を思いっきり前に突き出すものと、
脱力左右に動かすのは前回と変わらないがリズムに合わせて動かすように指導された。(リズムなしでやったらブレッブレになったため)

マッサージも舌も、疲れるまでやると力が入ってしまうためほどほどにするようにと言われた。


発声練習 ためいき法

喉に力を入れないように出す練習をした。
一度あくびの喉を作る。
あくびをするとき人は喉仏が下がり、口の中の空間が広がる。
喉が開いた状態で声を出すことに慣れることで、症状を緩和する。と私は認識している。
舌を下げて喉を開こうとしてはいけない。
軽く口を開け、ハッと驚いた感じで息を吸い(喉仏が下がるのを確認)、裏声を出す。そこから、地声音域まで徐々に下げていく。
この時喉は全開、息が通るただの筒だと思って、喉の力を入れてはいけない。
音が下がりきり吐き切ったとき、喉に力を入れない。ため息のようになっていい。
これを一日百回やるように言われた。それくらいやらないと声の癖は抜けないとのことで…頑張ります。
本物のあくびの時はチャンスなのでどんどんやるように言われた。
今回の代金は2500円くらいでした。

あとがき(音声あり)

喉を開くという概念、知ってはいたのだが舌を下げて開こうとしてたのでそれが間違いだとわかったのも収穫だった。
家に帰って早速練習したり、その応用で歌を歌ってみたのだが、歌の響きが変わったように思う。高い声が出しやすくなった。裏声発声が苦手なのだが出しやすくなった。
しかし喉全開で歌うってのは難しい。なぜなら、あくびの姿勢なわけで。顎も全開になっているためうまく口が動かない。だから調整をするのだが、相変わらず声が詰まってしまう。
ためいき法はあくまでのどを開き喉仏を下げる感覚を掴むもので、
その感覚を維持したまま上手く歌や芝居ができるようになるように模索が必要かもしれない。

【フリートーク的なもの】

【一音伸ばし (いつもの出し方・ためいき法後の出し方)】


ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。

参考になったらご検討ください!