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子どもの頃には見えなかったけれど、きっとどこかのタイミングで見えたから、今の私がある

尾石晴さんのVoicyがきっかけで読んでみた本。

マイク

児童書だけれど、半分読んだところでもう涙を流してしまいそうなほど、物語にのめり込んでしまった。(HSPあるある?)

きっとこれは大人になり、親になった私だからこその感情。


児童と呼ばれる年齢で読んだら、マイクという存在にワクワクしただろう。そして、私にも見えないかと、毎日のように探しただろう。


親に反抗的だった思春期に読んだら、親にさらに反発してしまったかもしれないけれど、そこで立ち止まって自分のマイクともっと向き合えたかもしれない。

児童期にも思春期にも、私にはマイクは見えなかった。
見えていたら、きっと違う人生だっただろう。



でも、だからこそ今がある。後悔はない…と言ったら嘘になるけど、今が幸せだからそれでよかったんだと思う。

でも、見えなかったはずだけれど、大人になってからやっぱりちらっと見えるような瞬間があって、だから今がある、とも感じる。


これからまた見えるかもしれないマイク。

そんな私の中のマイクをこれからも大切に生きていきたい。

児童書とはいえ、挿絵はなし。
けれどとても読みやすい本なので、子どもにも、活字が苦手な大人にも、ぜひ読んでもらいたい本。

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