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一年間の母子登校…終わったと思ったら、新学期3日目にして再開。

昨年度一年間、毎朝息子と一緒に登校し、1時間目が終わるまで付き添った。

1月に雪が降って以来、歩いて登校するようになり、数回は分団での登下校もした。

本人は、4年生になったら1人で分団登校できる、と通級の先生に伝えていたようで、春休みに夫も私もそれぞれ本人に確認したところ、大丈夫、との返事。

お姉ちゃんは中学生になり、もう一緒に小学校へ行くことはできない。
ハラハラして迎えた新学期。

始業式と昨日は「嫌…」と言いながらも、分団集合場所まで一緒に行くと、さっと並んで1人で登校。振り返ることもなく。

ああ、意外とあっさりこんな日が来ちゃうんだな…なんてちょっと寂しく思っていたのも束の間、今朝は足が進まない。じっと私を見つめ、涙しながら何かを訴える。分団の子たちを追いかける形で手をつないで歩く。何か嫌なことがあるのか聞いても、首を横に振るだけ。学校に行きたくないわけでもなさそう。

下駄箱でも足が止まる。だんまり。固まる。涙と共に、呼吸も荒くなる。

またか…もとに戻ってしまった…
やっぱり不登校なんだ。
もう無理かもしれない。

そう思うと、ついきつい言葉をかけてしまった。そんな私ももう嫌だ。


通級の先生が担任の先生(お姉ちゃんの担任をしてくれたこともある)を呼びに行ってくれ、先生は息子と私に付き合ってくれた。

結局、今まで通り一緒に教室に入り、朝の会をしていると機嫌も戻り、普段通り話すように。

朝の会が終わると表情も和らぎ、帰っていい?と聞くとあっさり、うん、と言ってトイレへ行ってしまった。

やっぱりまだ母子登校は必要な様子。


小学校はなんとかなっても、お姉ちゃんのように中学校へ通うのは無理だろう…
そんな漠然とした不安が、どうしても消えない。
3年後は大丈夫。そう思えないこともないけれど、3年前も登校を渋っていたことを思うと、どうしても子どものことを信じられない。


学校に通わなくたっていいのかもしれない。
けれど、不登校気味だった私を受け入れてくれなかった親と同様に、私もそんな息子を受け入れられていない。親とは違う子育てをしたいのに、できない。



子どもたちがもうすぐ笑顔で帰ってきてくれる。
それを楽しみに、このつらい気持ちをやり過ごそう。

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