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川久保玲社長と交換日誌した話(コムデギャルソン時代の思い出)

突然ですが、コムデギャルソン時代のちょっと珍しい体験を思い出したので。

まだ新人だった頃、私は大型店舗で働いていました。(コムデギャルソンのメンズ・レディース複数ブランドを取り扱っているお店)


そんなある日、理由は忘れたけど、大型店舗のみ社長とFAXで交換日誌みたいなことをやることになりました。

内容は何でもよかったと思いますが、
おそらく現場の状況とかスタッフの考えとかお客さまの声とか、色々ご自身で感じたかったのでしょう…

社長はご自分の足で街を歩いたりお店を訪れたりして、ちゃんと目や耳で感じて確かめたいという方だったと思います。

この話のすごいところは、社長から手書きで返事が来たことです。
ほぼその日のうちにFAXで返事が来てたと思うので、すごくマメな方ですよね。

一人ずつ交代で日誌を書くことになっていたので、私の番の日は緊張しすぎて何を書こうか悩みまくったのを覚えています。

なぜなら、とても川久保さんに憧れて入社したからです。

憧れの方から良い言葉をもらったらすごく嬉しかったし、短い返事の言葉一つ一つからすごくパワーを感じました。

でも内容によっては時々お怒り気味の返事が来てしまうこともあり、疑問符付きで文章が終わっているとさらに緊張感を持って返事を書かなくちゃいけないという事態になっている人もいたので、私はビビって結構無難なことを書いていたと思います。
今思えば、社長はそんな当たり障りのない話を聞きたくて交換日誌を始めたわけではなかったはずなのに…

川久保社長と交換日誌するという貴重な体験は今後たぶん訪れないと思うので、新人の無礼講で思い切ったこと書いてみてもよかったなぁと思います。

コムデギャルソンの社内の話はちょっと珍しいと思うので、また何か思い出したら書いてみようかな。

他愛もない話を最後まで読んでくださりありがとうございました!


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