見出し画像

新生児を2週間以上お風呂に入れなかったらどうなる?

こんにちは。

昨年からアメリカ・カリフォルニア州に住んでおり、妊娠出産育児を経験しました。

今回はアメリカでの赤ちゃんのお風呂についてお話しします。


赤ちゃん=毎日おふろ

日本では、赤ちゃんは産まれてから24時間後以降、退院前に沐浴します。
そして退院してからは毎日お風呂に入れるように指導があります。

汚れを落とす、温める、スキンシップ、皮膚の観察…などなど。

何を隠そう、助産師である私もが疑問に思わず指導していました。

郷に入っては郷に従えというから

アメリカで出産をすると決めたとき、これまでの知識は一旦置いておいて、アメリカ式で育児をすると決めました。

きっとその地域に合う育児が醸成されていると思ったからです。

妊娠中に、現地の日本人助産師とドゥーラ、他の妊婦さんが集まる交流会がありました。
そこで、現地の出産・育児について情報収集ができました。

特に驚いたのは、新生児はしばらくお風呂に入れなくていいということ!

『カリフォルニアは乾燥しているし水は硬い。そもそも赤ちゃんは汚くないから、2週間はお風呂に入らなくても大丈夫だよ』と。

地域の両親教室でも同じように教わりました。
ただし、湯に浸からずとも体拭き(スポンジバス)は行なうそうです。

退院してから実際に2週間以上お風呂入れないでみた

出生後24時間で看護師に沐浴され、生後2日目に退院しました。

正直なところ、洗い場がないお風呂環境で、新生児をお風呂に入れるのは現実的ではありませんでした。

バスタブにガラスの扉 @amazon.com

気になるときに体を拭いたり、お尻をシャワーで洗ったりしました。
しかし体・髪の毛は2週間以上、したたる水や石鹸にふれさせずに過ごしました。

それでも肌トラブルはなかったし、垢も出ず、においもまったくありませんでした。

そもそも赤ちゃんのお風呂、毎日必要?

ここで『そもそも新生児期のお風呂は毎日必要なのか』という疑問が生まれます。

もちろんアメリカと日本で気候がまったく違います。
赤ちゃんが生まれる季節も人それぞれで、夏生まれと冬生まれでは状況が違います。

しかし毎日水に浸けて、蒸発して乾燥し、そこにローションを塗ることが、
皮膚のバリア機能を奪うかもしれないと思うようになりました。

親の体力&スケジューリングも大変ですしね。
正直、体調が優れない中で毎日お風呂のことを考えなくてよかったのは一つのグッドポイントでした。

ただし、入浴は清潔のためだけではありません。
身体を温める、つまり温浴効果があります。
この効果は高いと感じました。

夕方に湯に浸かって、夜にかけて体温を下げていくことで、赤ちゃんも入眠しやすくなります。

よって、新生児期の入浴は、
『汚れを落とす』より『寝るための習慣づけ』のほうが適応かなと思います。

風呂好きは日本の文化?

わたしは日本とアメリカでしか住んだことのない人間です。
ただ、一つ言えるのは『日本はアメリカより風呂好き』というありきたりな感想です。

テルマエロマエでも日本は風呂好きと言ってましたよね。(テルマエロマエの作者は日本人ですが…)

もしかしたら、アメリカの文化が異質というよりは、日本が特に風呂好き文化なのかもしれません。

もっと、世界の新生児期の風呂事情を知りたいと思いました。

日本、アメリカ以外の新生児事情に詳しい方からのコメントをお待ちしています。

まとめ

今回は新生児期の入浴事情についてお話ししました。
日本式、アメリカ式どちらも気候・文化の差が大きいと感じました。

太平洋を隔てた文化差を面白がってもらえると幸いです。

…余談ですが、育児で全身バキバキな大人は、毎日肩まで浸かりたいです。
温浴効果を切望しています。
しかし浅いバスタブなので、どんなに寝そべっても全身浸かれません。

WANTEDの回復風呂くらい浸かりたい日々です。

映画WANTEDの回復風呂


ではでは。良い一日を。

ぜひ、スキ、フォローお願いします🫶

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?