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校正をお願いした話

過去記事でちらっと書きましたが、文学フリマで本を頒布するにあたり、小説の校正をお願いしました。

いつもはエブリスタで本能の赴くままに書いた小説を投稿している私。
エブリスタは良いのですよ。無料で読めますし。
読んだ方が「つまらない!」と思っても、時間は少々無駄になったかもしれませんが金銭的な被害はゼロです。
書く方も気楽なもんです。

でも!! 文学フリマで頒布する本は違います!!
数百円とはいえお金がかかります。

わざわざお金を払ってまで私の作品を読もうとしてくれる方たちです。
そんな方たちに対して気楽に書いた小説は申し訳なさすぎます。
せめて最低限のクオリティを維持したい! と考えました。

考えたんです。

考えましたが、謎が増えるばかり。

最低限のクオリティってどの程度?
初心者がずっと自分の小説を眺めていたところで、言葉の誤用や漢字の変換ミスに気付けるのか?
文学フリマに来る方たちは読書が好きな方で、文章に対しては肥えているのでは? その人たちが納得するレベルって?

と、考えれば考えるほど「わからん! だって皆様すごい面白い小説書くし!」となる始末。

結局わからないまま時間が過ぎていったので、第三者を頼ることにしました。
いつものパターンです。

結論から言うと、タイトルの通り校正をお願いしました。

まず、いつもお世話になっているSKIMAとココナラで校正してくれる方を探しました。
私の場合は微妙に謎ジャンルの小説を書くので、依頼する際はBL要素が大丈夫な方、ホラーやミステリーの表現があっても問題ない方、というのが重要です。
得意不得意もありますし、BLとかホラー、殺人表現(今回はないけど)は読むのが苦手という方も多いと思いますので。
そこら辺は事前にプロフィール欄を熟読するとか、「こういうお話ですが依頼してもいいですか?」と問い合わせるとかした方が良いかもしれません。

お願いする方が決まれば依頼は簡単でした。
原稿と説明文(登場人物の呼称や設定)を送付したら、後は待つだけ!

依頼の範囲というのも幅が広くてですね。
誤字脱字チェックだけの方、文法間違いも含めて指摘してくださる方、校正だけではなく校閲まで行ってくださる方、わかりにくい表現をリライトしてくださる方など色々です。

私は校閲まで含めて依頼しました。
自分の文章に自信がなかったので、がっつり指摘してやってください! という気持ちでお願いしております😊

そして様々なチェックを受けて、私の手元に戻ってきた原稿。

Wordのコメント機能でたくさん書き込まれています。

自分では気づかなかった文章の癖(これは個性になる人もいるかと)やスルーしていた重複表現、イマイチ理解できていない助詞の使い方。

指摘されているので胸が痛むこともありますが、コメントを読んでいるだけでも勉強になります。
読者視点で指摘を頂けるのは本当にありがたいです。
書いている本人は設定や今後の展開を知っているので気にならないけど、読者が置いてけぼりになってしまっている箇所とか。

私の大きな欠点は「説明端折り過ぎ問題」と「一文一文が短くて説明文読んでるみたい問題」「読点多い問題」(いずれも自分で命名)です。
ひぇぇ。薄々気づいていたけど、やっぱり!!

説明端折り過ぎ問題の中には「時系列が謎」「風景描写がないのでどこにいるかわかりづらい」「場面切替がスムーズではない」といった、致命的な欠点も。
短いお話を書いていると場面があまり変わらないので気になりませんが、長編になると見えてくる欠点ですね。

直すところ多いな……(遠い目)。
でも、これも自分の作品を良くするためです😤
これから原稿の修正作業に入ります!

というわけで、原稿終わってません😚
(オチがひどい)




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