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振り返れば、そこには

そういえば、わたしはどうしてnoteを始めたんだっけ?
今更ながらそんなことを思った。

遡ると。
好きなアーティストがnoteというツールを使って発信すると、ツイッターか何かで知った。

たしか、くるりだ。岸田繁氏の「近況と雑感」を読みたくて、とりあえず登録だけ済ませた。

しかしその後ずっと放置。あるいはログインしても読む専用と化し、「書く」ことからは離れていた。

さらに遡る。
大学初年時の頃だ。
当時、「書く」ことに特化した授業が必修科目としてあった。わたしは、入学前から密かにその授業を楽しみにしていた。

課題(テーマ)に沿って作文を書く。実際に受けてみると、それはそれは楽しかった。

だけど時々苦痛でもあった。
テーマによっては筆すら進まないし。掘り下げていく間に脱線するし。優秀作品には全然選ばれないし。半ばヤケになりながら無理やり書いた作文が、よりによって高評価だったりするし。

だが、良い文章ならば、読み手に「読ませる、伝わる」。それは確かだと思った。

いつしか、文章を書く楽しみにおぼれていた。

ちょうどその頃。いや、正確にはその数年後。
学内で行われていた「レビューコンテスト」で優勝作品に選ばれた。さらに、それを知った友人に、「あなたはやっぱり書く人になるべき」と言われた。

思えば、わたしは「書く人」にずいぶんと憧れていた。作家になりたい。自費でもいいから本を出してみたい。小学生時分からその想いがあった。

残念ながらまだそれは叶わずだけど、でも確実に今に繋がっているなと思う。

そうだ。noteを見るだけでなく書くツールとして使い始めたのは、姉からのススメだった。

noteって知ってる?「わたしらしいはたらき方」(か何か、そんな題)に沿って文章を書くコンテストがあるから書いて応募してみたら?
要約すればそんな話だ。

当たり前のように落選はした。が、文章を書くのは案の定楽しかった。
書く楽しみを思い出してしまった。

わたしは今も、「書く人」でありたい。一田憲子さんのライター塾も気になる。なのに、だけど……、とお金と時間の無さを言い訳にするのは情けないだろうか。

文章は、読むのも書くのも好き。
だからnoteを始めたのだ。

ずいぶんとシンプルな答えだな。

そうだ、わたしの文章を読んでもらいたい。
これがnoteを始めた1番の理由かもな。



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