文通の話―手紙にこだわる
ものすごく久しぶりの方から手紙が届いた。文通友達で、会ったこともないし、やり取りのペースも特に決めてないから、別にどうってわけではないはずなのに、「もしかして文通やめたいって話かな」なんて思ってしまった。
それは杞憂で、むしろ「これからもよろしくお願いします」って感じだったので安堵した。
わたしが文通相手を募集したのは今から約5年前。家にある大量のレターセットを消費するため。だけでなく、「手紙」という媒体が好きだから。
現在、好きなモノや趣味が自分と似ている方3名とやり取りしているが、年齢も住んでいる地域もバラバラだ。「リア友」や恩師にも、時々手紙を書く。
手紙好きの人は、切手にもこだわることが多いように思う。
面倒くさいからできてないけど、送られてきた切手部分を切り取って色別にトラベラーズノートとかに貼ったりしたらかわいいだろうな。
そうそう。手紙にまつわる本を読むのも好き。
誰かに宛てた手紙と頂いた手紙の文面を大胆に載せていたり、手紙のお供となる小さなオマケが紹介されていたり、切手に関する工夫が描かれていたり。まるで、本そのものが手紙のよう。
文通の良さは、制限がないところだと思う。
もちろん内容を考慮する必要があるし、個人情報は大事に扱うべきだ。だけど基本的にどんなことをどれだけ書いてもいいし、締め切りがあるわけでもなく好きなときにゆっくり書ける。字体も字の色も、自由だ。Snailmail、つまり、手紙=カタツムリのように時間がかかると言われているのも面白い。
さぁ、少しずつ返事を書き始めようかな。同い年の、とてもきれいで丁寧な字を書く彼女へ。
まずはレターセットを選ぶことからだ。とっておきの、natunatunaさんの言葉を借りるなら「勝負レターセット」を。それから、それに似合う切手も。
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