小説【魔法科】魔法科高校の劣等生(12) ダブルセブン編 感想・ネタバレ
どんな本?
『魔法科高校の劣等生』は、佐島勤 氏による日本のライトノベル。
略称は「魔法科」。
物語は西暦2097年、3月。
魔法が現実の技術として確立し、魔法師の育成が国策となった時代を舞台にしている。
主人公は、国立魔法大学付属第一高校(通称「魔法科高校」)に通う兄妹、司波達也と司波深雪。
この作品は、原作小説の累計が1,400万部、シリーズ累計が2,500万部を突破し、大人気のスクールマギクスとなっている。
また、2024年には3期目のTVアニメが放送されることが決定している。
さらに、この作品は様々なメディアで展開されており、ライトノベルだけでなく、漫画やアニメでも楽しむことができる。
読んだ本のタイトル
魔法科高校の劣等生 (12) ダブルセブン編
著者:佐島勤 氏
イラスト: 石田可奈 氏
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あらすじ・内容
生徒会メンバーとなった達也と深雪の前に、ユニークな『新入生』が現れる。
感想
新学科コースの創設
魔法工学科コース
突然出来た魔法工学科。
それは司波達也の為に創設した学科だった。
ただ入学は今まで通り1科生、2科生で入る。
そして、2年生になる時に試験を受けて合格した者が魔法工学科になれる。
E組の魔法工学科に入ったのは達也と美月。
そして、幹比古は1科に入る事になった。
レオとエリカは変わらず2科のまま。
魔法工学科の教師はジェニファー・スミス。
元は大学の先生だったが何かあって高校に来たらしい。。
更に意外にも1科生から魔法工学科に来た生徒も多く、その代表格がレンジゼロと異名を持つ十三束だったりする。
生徒会
そして、生徒会では生徒会長あーちゃん。
因みに達也は風紀員から生徒会にプレゼントされたそうなw
それに喜ぶ会長と妹、書記。
会長はイージスの盾を得たようなモノ。
新入生
新入生ではタイトルの「ダブルセブン」の元になってる。
七草家
七草香澄、七草泉美の双子。
香澄は達也に、敵愾心を持っており、、
と言っても、姉にチョッカイを出すゲス野郎と勘違いして攻撃したら、軽く回避されたのが面白く無いだけ。
泉美は深雪に一目惚れしてしまい、崇拝してしまう。
個性的過ぎるわ、、
そして、七宝家の七宝琢磨。
新秩序を創ると1人で息巻いてる厨二病な子とも取れるけど、優秀な実力と血筋があるから質が悪い。
七宝と七草
一条、一之倉、一色、二木、二階堂、二瓶、三矢、三日月、四葉、五輪、五頭、五味、六塚、六角、六郷、六本木、七草、七宝、七夕、七瀬、八代、八朔、八幡、九島、九鬼、九頭見、十文字、十山
上記の二十八家から四年に一度行われる「十師族選定会議」にて十師族を選定される。
太字の家名が現在の十師族。
今回の揉め事は七宝家の長男(?)琢磨が七草家の次女、香澄に噛み付いたのがキッカケだったが、、、
どうも家としての動きでは無く、小和村真紀に唆された琢磨の独自の動きだった。
そういう意味では、七宝琢磨は唯の躾の出来てない犬の状態。
結局は、琢磨と香澄&泉美の決闘にまで行くのだが、、
お互いに殺傷能力の高い魔法をぶっ放して達也に術式解体されて、双方失格の没収試合。
達也が1番美味しい。
それを不服と言って、達也に噛み付く琢磨を十三束が、、
エイミーが気に入る訳だw
そして何故か琢磨と十三束が試合する事になる。。
その結果はまぁ、当たり前だけど琢磨の惨敗。
その試合の直後に十三束は達也に試合を頼んで、それを見た琢磨は、あまりのレベルの違いに愕然とする。
居た堪れなくなってその場から逃げ出し、香澄から意見を言われて腑に落ちたらしい。。
その後の話では、琢磨は殆ど出てこない。
悪目立ちせず普通の高校生に戻ったんだと思う。
番外編
そんな、ギスギスしてる新入生達の中、唯一の癒し枠。
魔法工学科の教師になったジェニファー・スミスの息子、ケント・スミスも入学してる。
そのケントは達也をリスペクトしており。
まるで仔犬のように達也に懐いている。
本当に癒し枠の子だ。
その他
七宝琢磨を唆している女優の小和村真紀。
この人って何がしたかったのだろうか?
新秩序を創るにしてはやってる事が小さいと言うか、、
小和村真紀の狙い
小和村の父親が報道関係者でかなりの力を持ってるらしい。
でも、今迄は反魔法師主義をメインにしていたらしく、女優として活躍し始めた娘を使って魔法側へシフトしようとしているらしい、、
つまり、小和村家は本流の上流階級に行きたいって事なのかな?
ついでに娘の方は直接な力としての魔法も求めている?
それも七草弘一の掌の上で踊らされてる感じで、、、
更に、周公瑾には裏切り者として報復を受けそうになるが、、
あまりにやり過ぎたので、達也に強襲され恐怖によって釘を刺されて、、
その帰りに、周公瑾から放たれた刺客にと鉢合わせした達也が撃破して彼女は殺されずに済む。
なんか運が良いな、、
そして、ラスボス感のある周公瑾。
一応、表向きは人気中華料理店の青年オーナー。
その裏では、大亜連合の圧政から逃れて日本に漂着する亡命希望者を第三国へ送り出す亡命ブローカー。
さらに、亡命先で反大亜連合活動を行う資金の提供も行っている。
それとバランスを取るように、大亜連合のスパイのような役目も担っているスパイの現地協力者でもある。
七草弘一
元々は周公瑾経由で反魔法主義者達が活発に動き、日本国内の世論を誘導しようとしたのだが、、
色々な思惑が絡んでしまう。
その一つが今回の七草弘一の謀略と、小和村家の反魔法主義からの離反。
そして、彼等に踊らされた野党議員の第一高校への突然の訪問になるのだが、、
四葉家から警告を受けていた達也はカウンターで恒星炉の実験を行う。
反魔法主義者を利用して、ガス抜きだと嘯いて謀略を巡らせていた七草も十文字から正式に抗議をされて沈静化する。
まぁ、やり過ぎたよな、、
そんな感じで、反魔法主義者達を利用した周公瑾の計画を七草弘一、小和村真紀が引っ掻き回して、それに巻き込まれた達也に思いっきり反撃をくらって計画は頓挫させられた。
最後までお読み頂きありがとうございます。
魔法科高校の劣等生
続・魔法科高校の劣等生
新・魔法科高校の劣等生
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