みなさん初めまして。みーちんです。
普段目にする植物のことをメインに、今考えていることや ふと思ったこと、たまに誰かの役に立つかもしれないこと などを書いていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。

第１回目の記事は「雑草の楽しさ」についてです。

あるハッシュタグとの出会い

今は新型コロナの影響もあって、身近なものに目を向けたり関心を持つ人が増えているそうです。
みなさんは最近始めた趣味や興味をもったことが何かありますか？

僕が今ハマりつつあるのは「雑草」です。
植物はもともと好きだったのですが、昨年Twitterで「オラ草が知りてぇ」というハッシュタグの存在を知ってから、これまであまり関心のなかったその辺に生えている雑草にも興味を持つようになりました。

この「オラ草が知りてぇ」というハッシュタグの凄いところは、花や植物の写真にこのタグを付けてツイートするだけで、「植物に詳しい誰か」が名前を教えてくれるところです。
色んな植物の画像と質問（と回答）が次々と投稿されるので、植物に興味のある人なら眺めているだけでも楽しいと思います。

こんな感じで画像を付けて投稿すると、きっと誰かが教えてくれます。

植物の名前を知るためには

でも、人に聞くのは何だか恥ずかしいし、最近はスマホの Googleレンズや植物同定アプリで簡単に花の名前が分るよ！
※同定（種類を判別すること）

そう思った人もいると思います。
今のスマホ（とアプリ）は本当にすごくて、カメラを向けて撮影すればすぐに名前を教えてくれるのがいいですよね。（僕もお世話になってます）

そんな便利な同定アプリですが、実は苦手なものや条件があります。
撮影した画像に「あるもの」が足りていないとダメダメアプリになってしまうんです。

こんなものが苦手
・花が写っていない（葉や全体の姿しかない）
・被写体が小さい（他の植物も一緒に写っている）
・画像が悪い（暗い、荒い、ピンボケ、ブレている）
・マイナーな植物（データがない）

植物の同定には、「他の植物にはない特徴」が必要で、それにはやはり植物の顔とも言える「花」が一番の手がかりになります。

でも、せっかく撮影した画像が荒かったり、暗かったり、手ブレやピンボケしてたり、他の植物が一緒に写っていたりすると、アプリが混乱してうまく同定できません。
花全体が大きく収まるように寄って綺麗に撮ると同定精度が上がりますよ。

ただ、いくら注意してもうまく同定できない場合があります。
同定アプリはその仕組み上、みんなが興味を持ってたくさん撮影するものの方がデータが集まるので、同定精度が上がりやすくなっています。
だから地味な雑草や珍しい園芸植物はなかなかデータが集まらず、同定がうまくいかないことが多いです。

※上に挙げた項目は、人が同定する場合もまったく同じことが言えるので、他の人に画像で同定をお願いする場合は気を付けてください。

超人の凄さと雑草の魅力

アプリで名前が分からなかった時こそ、ハッシュタグ「オラ草が知りてぇ」の出番です。

ここには、普通の人には理解できないほどの高度な知識と観察眼を持った人たちが集まってきます。
同定アプリでは判らなかった小さな雑草や、あまり見かけないマイナー植物も、「その植物の特徴」や情報さえ伝われば大抵のものは名前を教えてもらえます。
その辺でよくみる雑草なら花がなくても同定してもらえることが多く、もはや特殊能力をもった「超人」と呼びたくなるレベルです。

もし、同定するのに欠けている情報（例えば見かけた地域や時期）があれば追加で質問されたり、逆にどこを見て同定しているのかを聞けるのもアプリには真似できないところで、名前を覚えたいと思っている人にはとても勉強になります。

わかってくると、他の人が投稿したものをみてアレじゃないかな？ って感じでクイズを解くような感覚になり、眺めるのが楽しいですよ。

そんな超人たちのやり取りを見ているうちに、はじめは名前を知るだけで楽しかった植物たちが、実は生き残るために色んな工夫や戦略を駆使して一生懸命に生きていることを知り、見えているようで見えていなかった雑草という存在の面白さに気づくようになりました。

知らなくても生活には困らないけれど、知ると毎日の楽しみが増える。
今の僕にとって雑草はそんな存在になりつつあります。

最後に雑草クイズに挑戦してみませんか？

少し前から、雑草や植物の名前を覚えたい人向けに、楽しみながら名前を覚えたり実力を試したりできる雑草クイズや簡易植物検定のようなものを作りたいと考えていたのですが、最近「クイズジェネレーター」というwebサービスの存在を知りました。

これなら作りたいイメージに近いものが作れそうです。
↓の画像は実際に作ったクイズの出題例です（※押しても反応しません）

お試しで　雑草検定（仮）　を作ったので是非やってみてください。
全 10問／20問 　毎回ラインダムで出題されます。
↓の枠内をクリックすると始まります。

いかがだったでしょうか。 簡単でしたか？

今回は手持ちの写真を使ってなるべく誰でも解答できるようにしたつもりですが、実際には初級、中級、上級とより実力に応じた解答形式と出題内容に分けて作成できたらいいなと思っています。

ただ、僕は山の近くで暮らしているので、近くで見られる植物に偏りがあり、また一人で集められる画像の数にも限界があります。
もし、雑草の画像集めに協力（使用許可）していただける方がいましたら、声をかけていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も、月に１，２回のペースで記事を書いていけたらと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。