115.「カタカムナ文明の感と響きについて」

 今日はカタカムナ文明の感と響きについて書いていきたいと思います。スナオな気持で考えてもみても、人間は偉そうな事を言ってはいますが、地震一つを予知することをはできないではないか?自分の健康の為に良い食べものと有害な食品との判断さえもつかないのではないか?又、恋愛結婚をしながら離婚する時、配偶者の選択すらしばしば失敗する。人間以外の生物はそんな事はしないし、天候気象の異変なども、前以てわかっています。このような能力のある、生物の「体覚」というものを、もう一度マジメに見直すべきではないでしょうか?運動や芸能方面のみならず機能というものは、訓練次第で大きく発達するものです。
 人間の本来もって居る筈の生物体覚も、スナオな方向に訓練するなら五感的な機能のみならず、思考的な知性をも含めた人間性の全般を正常に発揮させ得る筈であって、そのような人間の発達の可能性の人類的な一つの「頂点」を示すものが、このカタカムナ人の「直観文明」であったと思われるのです。思考の前提となるカンが鋭くなければ、マトモな発想の出来るわけがない。このカンこそ生物が、誰でも持って居る「本性」に基くものであり、その「本性」は宇宙天然のすべてのモノに通じる「基盤」であるのです。
 天然自然の様相は絶えず変化しその動きは、刻々に人間の耳に聞こえる「音」となり、あるいは、人間の耳には聞えない「ヒビキ」として宇宙空間に伝播しています。すべてのモノは、その「ヒビキ」の中で文字通りその影響のもとに存続しているのです。その「ヒビキ」をイチ早くとらえて対処するのが生物の「カン」です。
 自然界の生物、虫や鳥や毛もの達は、今でも皆それをやっています。ところが現代の人間は、そのような体覚は甚しく劣化して無きに等しくなってしまい、一方我々の科学は、まだそのような「ヒビキ」とは何でありどこから発して居るのかという事を解明し得るだけの知識さえもって居ないのですからさまざまな「ヒビキ」が伝播して居る事を殆ど無視して居る状態です。僅かに宇宙線タキオン、未知領城等のある事を感づいて居る程度で電磁波や万有引力の出所も明らかではありません。
 しかしながら実際には、字宙空間に於る天体の発生や宇宙の消滅には消滅の星の爆発や衝突にも、その大星雲の流れにも、銀河系や太陽系の移動にも、地球や月の運行にも、そして、また地球上の諸々の現象にもおよそ森羅万象にはそれぞれの独自の「ヒビキ」が伴って居るのです。
 我々は当然それらの「影響下」に生きて居るのです。
 それらの「ヒビキ」を、生物的な鋭い「カン」を以て感受し、高められた直観でその意味をサトリ、人間の思考能力を最高度に駆使して人間語では無いものを人間の声音にうつして表現して示したものが、カタカムナの「カムヒビキ」なのです。
 現在のような時代に、このカタカムナのこれ程の高度の直観内容を、神秘思想の神話のままにしておくという事はあまりにもモッタイない不幸なことであると思われます。



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