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京の詩写暦 2023年12月


いつか忘れてしまうのではないか
そうおもって
不安になる

隣で笑っていた友達が
嫌われていなくなってしまうかと思うと
不安になる

いつか来る最後が
訪れるのかと思うと
不安になる

夏と冬に挟まれた
秋が消えてしまったことを思うと
不安が尽きない

好きだった秋の色は
白い雪に消えてしまうほど
時間は過ぎていく

不安を埋めるものは
新しいものなのだろう

雪のように
積み重ねて

落ち葉のように
色づいて

不安を楽しみに変えていけたなら

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