ただの頭痛かと思っていたら急性肝炎になっていた件。

この約1か月、派手に体を壊していました(まだ進行形ですが)。
なんか頭痛いなあから始まったはずがウイルス性の急性肝炎で入院する羽目になった流れを、備忘録として書き留めておきます。長いので興味のある方はどうぞ。
元気でぼんやり生きているつもりでも、何が起こるか分かりませんね。

11.12
腕のしびれ、背中の痛みなど、かすかな不良を自覚。
11.13
痛みが背中などへ広がり、異変が明確になる。爆弾低気圧が来ていることを知る。
11.14
予想通りに頭痛が始まる。冷や汗、吐き気も止まらないので出勤即早退。この時点では、いつものことだし一晩寝れば治ると軽く考えてた。
11.15
公休だったのでゆっくり休んでさっさと治そうと思うも、2時間かけて腹に収めたうどんをあっさりとリバースするに至り、翌日も休むことにする。
11.16
おかゆとゼリーで食いつなぐ。
11.17、18
不調は残るも通常勤務。食事ができてないので膝に力が入らなくて笑った。カロリー大事。これまでの頭痛とは痛む部分も痛み方も全然違い、あまりの様子のおかしさに不安になり、初めて頭痛外来を予約。
11.19
病院へ。問診、血液検査、CTの結果、頭の中で何らかの炎症が起きている可能性を指摘される。頭どころか目の奥の方まで痛む状態だったので念のため別に病院でMRIを撮ることになり、25日予約の紹介状をもらう。
薬を飲むと副作用が出やすいことを理解してもらった上で処方された鎮痛剤を飲んでみる。
11.21
薬のおかげか、そこそこ回復した気がして働く。帰宅後、発熱。急に38.8も出て驚く。この時点で3錠を服用していたので薬の副作用を疑う。
11.22
朝になっても熱が下がらないので休む。熱があったらMRIに入れてもらえないのではと気づき、慌てて発熱外来を探す。体調不良時にgoogleマップで検索することのつらさを知る。さらに、発熱外来はマイカー通院、車待機が基本だということを知らされる。基本、自転車の奴などお呼びではなかったけれど、個室を用意してくれる病院が見つかったので転がり込む。コロナもインフルも陰性だったが、発熱の原因までは診断してもらえず。
頭痛も発熱も何もかも、何で起きてるのか、どうすれば治るのか何も分からない状態が続く中、皮膚が黄色くなる黄疸の症状まで出始める。
11.23
引き続き仕事を休む。胃が痙攣して吐き気が止まらない。頭痛と口の中の渇きがひどくて眠ることもできず。渇くのは喉ではなく口の中。1時間ほど寝ると口の中が痛いほどカラカラになる。以降、この状態は夜になるごとに今に至るまで続いている。尿が赤黒く粘性を伴うものになって不安を煽る。
11.24
しばらくまとも働けそうにないので、引き継ぎと報告のために少し出勤。自転車で20分の距離があれほど遠く感じたのは初めてだった。職場で黄色い黄色いと心配される。
症状は改善されず。
11.25
息も絶え絶えでMRI撮影へ。診断結果はデータに焼いてもらって、後日最初に受診した病院へ行くことに。
それはそれとして、あまりにも体調が悪く、黄疸も出たままなので同病院の内科で検査、診察をしてもらう。尿と血液、CTの結果、とんでもない数値を叩き出してしまったが、受診していたのが隣の市の病院だったため、家の最寄りの病院に紹介状を書くから急いで行ってくれと言われる。
この日が金曜日だったので、紹介状の予約は週明けの28日。それまで僕は呼吸をしているのかと不安だったが、救急に駆け込むということもできるという助言をいただき、その足で紹介先の救急外来へ。
救急外来の受付で、紹介されている病状を正しく診られる専門医がいないこともあり、紹介状が無効になってただの初診扱いになる場合もあるがそれでもいいかと念押しをされる。朦朧としていたのでどういうことだと思ったけど、よく考えれば責任問題になる可能性もあるから当然の注意。とはいえ、押し問答をしている余裕もなかったので、とりあえず診てもらえないかと頼み、受診。再び検査をして、点滴を繋がれて転がされる。
そして「急性肝炎です。入院になります」と告げられ、全く着の身着のまま入院スタート。

なんか頭痛いなあから始まったはずなのに、いつのまにか内臓の病気で入院することになっていて、そこから2日ほどはただ呆然として過ごした。
覚えているのは26日の朝、わずかな睡眠から目を覚まして「知らない天井だ……」って言って遊んだことくらい。
肝臓については酒もタバコもやらないので健康な状態で、ガンなどの物理的な要因も見当たらないとのこと。しかし派手に腫れ上がっているし、全身に黄疸の症状も出ているため、当たり前のように入院だという判断になったらしい。

11.25〜12.3 入院。
とにかく絶対安静を言い渡され、投薬などの治療はなかったが、毎日4時間の点滴と2日に1度の採血で経過観察。
夜になると熱が出て口が乾く、ひどい寝汗が出るなどの症状は続くが数値は改善されていく。どさくさに紛れて頭痛も気にならなくなっていた。結局何だったのか。
病院のご飯はとても美味しくて。うまいうまいと喜んでいたら複数の看護師さんから珍獣のような扱いを受けた。
ある程度数値が落ち着いた頃合いで「まだ治ってませんからね。絶対に安静にして無理はしないでくださいね」と念押しされ退院。
自宅療養へ。

そして今に至る。
夜に発熱は治まり、口の渇きもだいぶ緩和されてきたので、夜もそれなりに寝られるようになってきた。頭痛もあれ以来出ていない。食欲もある。概ね復調している感じ。
12日に再検査をして、その結果次第で仕事復帰などの目処が立つということになります。

何だかわけの分からない1ヶ月になりました。
ちなみに頭痛についてはMRIの結果を持っての受診ができていないので宙ぶらりんのままです。治ってるからいいけど、何とも中途半端。

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