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子ども食堂は過渡期に。

 「子ども食堂を考えているんです」

 最近、給食サービスを立ち上げた女性とお話する機会がありました。
  
 その給食サービスは、その地域で独り住まいのお年寄りがメイン、『子ども食堂』で、その地域コミュニティの子ども達と交流できる機会を設けたいと。

 ただ、お話のなかで
「食べさせてあげるからおいで」感、施しスタイルが垣間見え、でも、ありがたい話に水を差してはいけないと、
 子ども達にも、プライド、スティグマは有って、「美味しいの作るから食べに来て」スタイル、「来てくれてありがとう」で始めないと失敗しますよ
 とだけ、ゆる~くアドバイス。

 ボクは常々思っているのですが…

行政は『子ども食堂』の看板を挙げた所へだけ直接支援補助するのでなく、
子ども食堂チケット』を、地域全ての子ども達に配布して、実際に使用されたチケット分を一枚250~300円位で換金する形にして補助してはどうかと。
 紙のチケットじゃなくても、カード形式、アプリのQRコードでも何でも、カウントできれば。
 
 で、一般の食堂・レストラン、お弁当屋さんでも、『子ども食堂チケットメニュー』を設定登録したら『子ども食堂』に参画できる!とすれば、子ども達は、食べたいメニュー、場所に選択肢が増え、スティグマもグッと抑えられそうです。
一般店舗では、それだけでは採算合わないかもしれない、でも、保護者同伴のメリットを期待できるし、なんと言っても企業イメージ爆上がりでは?と。

ボクはそう思います。

  ただ、従来型の『子ども食堂』看板の店舗はもちろん必要と考えてます。
 最低限の食事供給は確保されるべきで、コミュニティの役割も重要です。

 でも、提供内容、集客では手を抜く訳にいかなくなり、中途半端な甘いボランティア感覚では運営できなくなるでしょう。

 子ども達が寄り付かない「子ども食堂」、運営が一部の人に偏った痛々しい「子ども食堂」なら、もう、無い方がマシかもしれません。

 今、『子ども食堂』は過渡期を迎えているようです。

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