猫とタンコロリン

猫が歩いていると、タンコロリンがいた。

タンコロリンは柿の妖怪だ。

猫はタンコロリンという名前の響きが好きだったので、タンコロリンの事を好きになった。

タンコロリンも猫を気に入って、彼等は仲良しになった。

猫とタンコロリンはくるくる回りながら、秋の道を進んでいく。

猫はいつのまにか、ニャーニャーではなく、タンコロリンタンコロリンとないていた。


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