シェアリングエコノミーという新しい価値観
先日、シェアリングエコノミーに関するセミナーに参加してきた。
シェアにも色々な形態がある。
例えば、シェアハウスやAirbnbのように住む場所を共有することもあるし、カーシェアのように車を共有するということもある。
他には、ココナラのようなサービスのように自分が持っている知識やスキル、あるいは時間をシェアすることもある。
セミナーの中で、もっとも衝撃的だったのは家族のシェアという考え方。
拡張家族とも呼ばれる考え方で、血縁や婚姻関係とは違う新しい家族の形。紹介されていたのは、少し規模の大きなシェアハウスのようなところで、様々なバックグラウンドを持つ人々が”家族”として一緒に暮らす。子供がいれば、みんなで子育てをするし、介護が必要な人がいれば、みんなで介護をする。お金に余裕がある人は、共通口座にたくさん入れるし、少ない人は出来る範囲で入れる。集まったお金を家族会議で何に使うかを決定する。
正直、どういうことなのか理解が追い付かないところもあったのだけれど、ある種のコミュニティのようなものだと思えば、比較的わかりやすいのかもしれない。とても距離感の近いご近所づきあいというか、互助組織というか。
インターネットや様々なプラットフォームの拡大によって、CtoCビジネスが未だかつてないくらい発達した。
自分が得意な事、余分に持っているものが、誰かのお困りごとを助けることにつながったり、活用することができたり。
何をどこまでシェアするかというのは、人それぞれ線引きはずいぶん違う。
もっと言うと、何をシェアしたいと考えるか、或いはシェアせずに独占したいと感じるかは、個人の価値観やアイデンティティによって大きく変わってくる。逆を返すと、アイデンティティをどのように保つかがこれまで以上に重要になってくるのだろう。
そんなことを感じたセミナーでした。
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