見出し画像

18.44  ~1秒・12秒勝負~


あなたは、この「18.44」という数字が何かわかりますか?


これは野球のプレートとホームベースの距離なんです。

この18.44mの間でピッチャーとバッターが対決しているのです!

何とも、微妙な距離感ですよね。。。

近いようで遠いそんな距離で、いつもピッチャーとバッターは戦っているのです。


~時代の変化~

野球のルールは年1回、改正や変更がされています。(プロ野球もメジャーも)

近年では、技術やテクノロジーの進化により野球選手の一人一人のレベルが非常に高くなってきています。


昨年、2020のピッチャー平均球速は

プロ野球 143.2キロ

メジャーリーグ 150.0キロ


レベルが高すぎて、ついていけない。。。

近年、メジャーリーグでは「18.44」の長さをもう少し長くしようと、ルール改正において協議があったそうです。

昔は、何回か長さが変更有りましたが「18.44」になってからは100年以上、ルール変更がされていません。

その歴史を動かすレベルに、現代の野球は達しているのです。


~本当の勝負~


そんな速いボールがバッターに届くまでの時間はどのくらいか知っていますか?

ピッチャーの球速が145キロで、計算するとピッチャーと手から離れて

0.4秒

これがピッチャーが投げて、バッターにボールが届くまでの時間なのです!


野球の平均試合時間は、

高校野球で約2時間~2時間半

プロで約3時間


この数時間に及ぶ勝負の中で、0.4秒の勝負が100回以上も繰り返されているのです!

とてもわずかな時間が、勝負に関係しているのです。


~奥行~


更にもう1つ、1球の間で繰り広げられている勝負があります。

それはピッチャーには、ボールを持つ時間が12秒与えられている事です。


「へーー。」で終わっちゃいますよね。。。


分かりやすく、例えてみましょう。。。

世界陸上、男子100m走決勝戦。。。

あなたはピストルを持った審判。。。

世界で最も足の速い10人のファイナリストがスタートラインに並びました。

「位置について~。 ヨ~イ。。。。。」 


この最後の「ドン!」

あなたは12秒間の中で、自分の好きなタイミングでピストルを撃てる権利を持てるのです。

こんなのもはや、ファイナリスト10人よりもそのピストルを持っているあなた、審判の方が目立ちますよね!

また観客はどういう動きをするか、注目の的になりますよね!


しかも、12秒って意外と長いんです。。。

目を閉じて、12秒のタイマーをかけてみてくだい。。。

。。。。長い。。。。

12秒あれば、最新の文部科学省の小学1年生男女における、50m走の平均タイムよりも長いです! (男子:11”44秒 女子11”77秒)

なんとなく可愛らしい12秒間ですね。


けれども、実際の野球では18.44m先にいるピッチャーが微動だにせず、立っているのです。

この空間は、想像を絶するほどの緊張で倒れてしまう程です。。。



野球の一番注目されるポジションは間違いなくピッチャーでしょう!

けれども、そんなピッチャーから打ったバッターはもっとカッコいい!

野球はカッコいい人だらけですね。。。


今回の投稿は、18.44mにおける2つの勝負について投稿させていただきました。この空間はドキドキとワクワクがつまりに詰まった。

野球において一番大切な距離だと思っています。


他のスポーツだと、どんな距離でそこではどのような勝負が行われているのか、知ったらもっと見方が変わってそのスポーツの魅力に引き寄せられるかもしれませんね!

野球の見方が、この投稿を機に変わって更に楽しく野球を見れるようになったり又は、これを機に野球を少し見てみようかなと思ってもらえれば幸いです。

その時には、片手にストップウォッチを持っての観戦をおススメします!


最後まで読んでいただき、目を通していた頂きありがとうございます。

また更新していきたいと思っております。今後もよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?