雲のうえ
今週はたくさん飛行機に乗りました。
合計で5回搭乗しました。
数年前であれば、1週間で5回飛行機に乗るというのも珍しいことではありませんでした。
最近はそこまで飛行機に乗らなくなっていましたので、ちょっと新鮮でした。。
普段、飛行機に乗るときは、できるかぎり通路側の席をとるようにしています。
身体が大きいので、真ん中や窓側は気分的に窮屈さを感じます。
加えて、降りる際も早く降りられます。
でも、今週は1回だけ、窓側に座りました。
窓側に座るのは久しぶりでしたので、乗っている間中、何となく外を眺めていました。
滑走して、離陸して、雲を突き抜けて、水平飛行に入って、高度を落として、また雲を突き抜けて、着陸。
こんな流れをボーっと外を眺めながら感じていました。
改めて実感しました。
雲の上にはキレイな青空が広がっています。
どんなに厚い雲に覆われていても、その雲の上はスッキリと晴れた青空です。
当たり前のことなんですが•••その青空があまりにキレイで、つい見惚れるほどでした。
空はよく自分たちの心にたとえられます。
悩みや苦しみ、喜びや幸せも単なる雲のようなもので、これらが永続的に続くわけではありません。
しかも、雲と同じく、実体としてそこにあるように見えますが、実際にはただそう見えているだけのものでしかありません。
そして、雲のうえがそうであるように、自分たちの心も、一時的に悩みや苦しみに覆われていても、その先には澄み切った青空のようなほんとうの心の状態が、変わらずそこにあります。
まさしくその通りだと思います。
ただ、雲のうえの青空は飛行機にのれば、いつでも実感できますが、心の青空はなかなか実感することができません。
特に、悩みや苦しみに覆われているときには、この先に青空のような心が広がっているなんて、想像することさえ難しいと思います。
せめて、悩みや苦しみが小さいとき、雲の隙間からのぞいている青空がかすかに実感できるとき、自分たちの心も空と同じように、どれだけ厚い雲に覆われていても、その先には、いつも変わらずにキレイな青空が広がっていることを想像してみたいですね。
宗慧
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