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昔に比べたら、まだよくなった。

仕事で昨日、寒河江のGEAさんにお菓子などをお届けに行って、振り返り中です。毎日作るというよりは、企画展やイベントごとの時に集中して作るという形なので、一つの仕事が終わったらできるだけ振り返るようにしています。

今回こそは、余裕をもってお届けに行ってどっかでランチでもして、ゆっくりしようと思うのですが、あれもついでにお届けしたい、とかが知らぬ間に出てきてしまったりで結局夕方になってしまい、晩ごはんに間に合わないので夫にお願いすることになり。よくあります。なかなか自分のイメージ通りには俊敏になれない自分だなあと反省することたびたび。余裕を十分持たせているので、さすがに間に合わないはなくなりましたが。

振り返っていたら、ちょっと前のことまで振り返りすぎてしまって、学生時代とか社会人時代のことまで振り返ってしまいましたら、あら私、しっかりしてない具合ホントひどかったね。。と、うん、その時に比べたら進んでる。。と少し安堵もしました。

おっちょこちょい、なんてかわいい言葉でかたづけられないほどのもので。たとえば1人暮らし時代、とにかく無くしものが多く。家を出て、あっ財布をわすれた、と思って駅から家に戻る途中で、自分がさっき落としたらしいウチの鍵をみつけたり。ツタヤでDVDを3本借りたのによく忘れていて、3本とも見ないまま3日延滞をして2000円近く払う、など。もはや募金。真夏に実家に1週間帰るときに冷蔵庫のコンセントまですべてぬいてしまい、帰ったら当然すさまじいことになってしまい、冷蔵庫ごと捨てたいと泣きながら掃除。

大学1年で取手に住んだ1年だけで、自転車を7回盗まれた。あれ、これ私の問題ではないかな…鍵をつけてても取られたこともあったし。要するにそういう星のもとに生まれているからそうなんだ、と途方にくれること多数。

社会人になって一度会社員時代も、とても仕事ができない方でした。早く動かないといけない職場だったこともありますが、ミスや不注意がとても多くて。プリンターやパソコンをなぜかいつも私が触っているときに壊れたり、金庫の鍵もなくしたことも。。あの人明るいけど、職場の同僚としてはちょっとね、という人だったと思います。

1人暮らしするまでは困らなかったことですごく困るようになった。おそらく、実家にいる頃は、混とんとした中から色々と作ったりすることが好きだったし、それが今の自分を作ってくれていることもあるので必要なことでもあったのですが。それほど整理整頓ともいわれる実家で無かったので、そういう生活の基本を20代になってからあらためて覚えなければいけなくなったのですね。

でも1人暮らし時代にとても鍛えられました。特に会社員時代のおかげで。仕事ができる=優しいってことなんだなと言うことを、遅ればせながら初めて知った。2Kのアパートの自分だけの空間で整理整頓を工夫して、そういう本を読んで、あらためて自分を作っていった。

あのかっこ悪い時期があるから、ひとまず今、俊敏ではないにしても、ほかの人に関わる仕事ができている。雑多な、混とんとしたことから生まれることは大事にしつつも、それを整理するようになった。間に合わないということはなくなったんだな、と。自分がミスする人に生まれている事をわかっているので、結構慎重になることもあって時には効率が悪いこともありますが、慎重なのはいいことでもあると思っています。

すごく前のことを思い出すのも、進んでいることを確認するにはたまにはいいようです。東京に住んでいた時の自由な自分をうらやましく思うこともありますが、あの時楽しかったなはあるけど、あの時に戻りたいなというのはない、ということが、自分の自信になります。

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