川口市出身の自称読書家 川口竜也です！

2月23日の午前に開催した「東亰讀書倶樂部」読書会の報告です！

新規の方が1名、リピーターが1名の合計3名のこじんまり読書会。ただ、好きなことならば何時間でも語れる我々読書家。歌舞伎や歴史について熱く語らう。

年齢制限をしない東京読書倶楽部はご年配の方も訪れる。三島由紀夫や向田邦子さんの事件を目の当たりにした上で語られる言葉は、文脈以外から得られるものがある。

・紹介して頂いた本

明智憲三郎「本能寺の変 431年目の真実」文芸社

明智家の末裔である著者が、過去に残された文献をもとに、本能寺の変の真実を暴く。当時文字を書けた人が少ないため、過去の文献にどこまで信憑性があるのか、事実ベースに基づき語る。

吉田修一「国宝」朝日新聞出版

任侠の血を引く主人公だが、その美しい美貌は人々を魅了し、歌舞伎の世界に足を踏み入れる。歌舞伎という男の世界を通じて、主人公が人間国宝となるまでの物語。

紹介者曰く、歌舞伎の舞台に女性は立つことができないしきたりゆえの苦悩と、役者を陰ながら支える妻の存在を見事に描く。

佐藤究「テスカトリポカ」KADOKAWA

麻薬が人類に対して影響力を持ちすぎた世界。メキシコで麻薬ビジネスを行う一族が殺害され、復讐のために日本に乗り込む。人間の業の強さに慄き、グロテクスな欲深さを淡々と描く。

物語というのは、何事も徹底して取材や下準備をした上で執筆に当たるからこそ、ストーリーが重厚となる。まるで歌舞伎を見ているような没入感を覚え、まるでアステカの儀式を見てきたかのようなリアリティーがある。

3月の読書会スケジュール

3月12日(日) 10:00～12:00
朝活×読書会
3月18日(土) 14:00～17:00
散策×読書会
3月19日(日) 13:00～17:00
文学×ボードゲーム会
3月21日(祝日) 10:00-12:00
朝活×読書会
3月25日(土) 13:00~17:00
文学×ボードゲーム会
3月25日(土) 19:00～22:00
飲み有り読書会 BOOK & BOOZE!
3月26日(日) 14:00～17:00
散策×読書会

ご興味ありましたら、コメントやPeatixにて是非お待ちしております。皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

・注意事項
こちらの読書会は、神保町ブックセンターのカフェにて開催しておりますが、運営元のUDS様の主催とは別のイベントでございます。
お見かけした際には店員さんやスタッフさんにお伺いせず、直接主催者にお声掛け下さい。