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社務のひとコマ-朝拝-

神職・巫女の社務の様子を切り取った ひとコマ をお伝えするシリーズ

私たちの一日は“朝拝”に始まります。

毎朝8時より神前にて「本日もご奉仕させていただきます」という思いで拝礼を行います。

同じ時間に同じ所作を繰り返す一連の流れは、日々移り変わる人の世にあっても、変わらぬ伝統を継承しようとする神社の姿勢を表す ひとコマ と言えるかもれません。

また、静かな拝殿の中では、太鼓や柏手などの音がよく響きます。
季節や天候による音色の機微に耳を澄ませる時間は、心を凪にする習慣にもなっています。

一つ一つの細かな所作はお伝えできませんが、お辞儀の角度など細部に注目してみて下さい。

各々が手水を取り、心身を清め、一同揃って拝殿へ参進します
[号鼓] 朝拝の始めと終わりは太鼓の音が響きます
[修祓(しゅばつ)] お祓いの詞(ことば)を奏上します
[修祓]  大麻(おおぬさ)を用いてお祓いをします
[拝礼] 二拝(「拝」とは体を90度に曲げる深いお辞儀のことです)
[拝礼] 二拍手ののち、再び一拝
「敬神生活の綱領」を唱和し、「明治天皇御製」を奉唱します
神道を道とする人々にとっての日頃から実践すべき精神的な指針


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