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キルケゴールの四象限は幻なのか? 【偶然と必然】

ワタシは、ちとばかり哲学やら科学をかじりました。
その過程で、様々な書籍やらを読ませて頂いたんです。
そして、千変万化なカッコいいフレーズを見聞きしました。

本日はその中でも、とっておきのカッコいいフレーズをみなさんに紹介したいんです。
これは知っていると、人生がすこし変わると思いますよ。
本当におすすめです。  
せっかくだから、
少しネタバレしときましょうか。     

じゃあ早速、カッコいいフレーズを、紹介しますね。

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る 
 必然
 存在しないことが出来ない

言葉の意味はよく解らないが、とにかく凄い自信でしょう?
なんといっても、カッコいい。

では、本文にてわかりやすく説明させてもらいますね。 
いいですか?
じゃあ、いきますよ。


キルケゴールの四象限とは?

じゃあもう一度、カッコいいフレーズを紹介しますね。

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る
 必然 存在しないことが出来ない

これねえ、キルケゴールの四象限と、いうらしいんですよ。
まあその呼称は置いて、先に進みましょう。
可能と不可能は、まあいいでしょう。読者も、きっとフムフムナルホドなはずです。
ここで凄いのは、本当に凄いのは、偶然と不可能なんですよ。 


偶然

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る
 必然 存在しないことが出来ない

まず偶然からいきますね。
偶然とは、「存在しないことが出来る」ですよ。
なんだか哲学だなあ、って感じがしますよね。
大丈夫、難しくないですって。大丈夫。

では、まずね。 
「偶然 = 存在しないことが出来る」
とは、いったいどういう意味なのかを掘り下げましょう。

ところで、
偶然って、「たまたま」ってことですよね。
それでね、
たまたま、いま、ここにいるワケですよね、読者は?
だからね、読者がここに来てくれているのは、たまたまであり、
読者は、
「いま、ここに、存在しないことが、出来るよ」ってなりません? 

なったでしょう。

だからね。
たまたま、あらため、偶然。
偶然とは、存在しないことが出来るよってなるんですよ。

ねえ、
じつはそんなに難しいことでは、ないんですよ。
では、つぎに必然へといってみましょう。


必然

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る
 必然 存在しないことが出来ない

なんだか、さらに手強いのが来たなという感じですよね。
必然とは存在しないことが出来ないって、
まあ何いっているのか、ちょっとわかりませんよね。

でも、大丈夫。一生懸命説明しますから、大丈夫ですよ。

「必然 = 存在しないことが出来ない」
とは、いったいどういう意味なのかを掘り下げましょう。

ところで、
必然って、「ぜったい」ってことですよね。
それでね、
ここに、いま、ぜったい存在していますよね、読者は?
だからね、読者がここにいまいるのは、ぜったいであり、
読者は、
「ここに、いま、存在しないことが、出来ないよ」ってなりません?

なったでしょう。

だからね。
ぜったい、あらため、必然。

必然とは、存在しないことが出来ないよってなるんですよ。

さあもう1度、偶然と必然を、まとめて見てみましょうか。


キルケゴールの四象限は幻なのか?

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る
 必然 存在しないことが出来ない

さあ、どうだったでしょうか?
偶然と必然も、なんとなくですが、解ってもらえたのではないかなあ。

それでね、もう少しだけ、聞いてもらいたいことがあるんです。
ここからは、もう難しいことなんてありませんよ。大丈夫、大丈夫。

キルケゴールとは1800年頃に活躍したデンマークの哲学者です。
そのキルケゴールが、可能、不可能、偶然、必然。
このややこしい4つの言葉の意味を、うまく説明したんですよ。

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る
 必然 存在しないことが出来ない

ワタシはなにかの本を読んで、その本でこの4つの分類を知ったと思っていたんです。
キルケゴールがやったんだと。

それがね。

おかしいことに、こんな分類、どこにもないんですよ。

笑ってしまいますよね。
この記事を書くにあたって、あらためて調べてみたんです。
ネットで検索したり、キルケゴールの本を読んだり、
ハイデガーという人の本も、念のためあたりました。
存在と時間という本です。

でもね、
ないんですよ。そんなのまったく、無いんです。
キルケゴールの四象限なんてのは、どこにも、無いんです。

つまりね。
ワタシ、様々な人の本を読んで、まぜこぜになって、そして自分なりに一生懸命思い考えて、この4つの分類をでっちあげていたんですよ。

それを読者に紹介してしまったと。

 可能 存在することが出来る
不可能 存在することが出来ない  
 偶然 存在しないことが出来る
 必然 存在しないことが出来ない

このキルケゴールの幻の四象限。
読者に貰ってもらえたらば、光栄です。

たぶん、何かの役に、たつんじゃないかと思うんですよ。
とくに、偶然と必然の部分は自信がありますよ。
なんたって、カッコいい。 
説明も、なかなか哲学っぽくて、いいかなと想っています。

こうやって、思ったこと、考えたことを、若い人たちに貰ってもらうことが大切であり、
それを文明というのではないか、と思うんですよ。
大丈夫、大丈夫、と安心させることがキモじゃあないかとも。


では、また、いつか、どこかできっと逢いましょう。

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