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【経営学総まとめ!】事業展開に成功事例から学ぶ経営戦略術!

こんにちは!
川江光です!

これまで数回にわたり、経営学マーケティングについての記事を投稿してきました。
今回はこれまでの経営学を簡単にまとめた後、多くの成功を収めている企業がある中で、経営学・マーケティングの観点から全く異なる事業展開に成功した「富士フィルム」の例をご紹介したいと思います。

①経営学のまとめ

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これまでは主に4つの経営学について記事を纏めてきました。

誰に何を伝えるのか、企業側が伝えたい「架空の人物像」を示す「ペルソナ」。
内部環境である自社の強み弱み、そして外部環境である機会と脅威を明らかにすることで
新規事業のみならず経営戦略を見直す際にも、様々な角度から現状を把握することができる「SWOT分析」。
外部環境を徹底的に分析することで、
自社の周りに存在する5つの競争要因・課題を見つけ解決へと導く「ファイブフォース分析」。
そして顧客のニーズに対して、どのような価値をつけ自社の商品を提供していくかを考える際に役立ち、商品・価格・販売場所・販売促進の4つを軸に分析する「4P分析」です。

今では多くの企業が新規事業や事業転換をしていますが、その中でも自社の強みを活かして事業転換を成功し印象的な印象があるのが「富士フィルム」です。

②富士フィルムの事業転換

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「富士フィルム」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか?
もともとはCMでも放送されていた「カメラ」が代表的な商品と思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし今では、主力であったカメラ事業から、化粧品医薬品事業で成功をおさめています。

カメラ事業と化粧品事業、一見全く繋がりを感じない分野ですが、この事業転換を成功に導いた秘密、それは、富士フィルムの持つ「コラーゲン」の技術です!

実は、写真フィルムも肌も主成分は同じ「コラーゲン」という共通点があるようです。
富士フィルムではコラーゲンの開発研究を進める中で、フィルム内にある粒子が光や色、画像をコントロールすることで美しい写真に出来上がることから
粒子が大きければ肌の奥まで浸透しなかった成分をナノレベルまで小さな粒子を開発したことで
化粧品業界においても高い浸透力を持つとされ、またフィルムの劣化を防ぐ技術が肌へのアンチエイジングに応用ができるなど
化粧品に生かして誕生したのが「アスタリフト」です。
今ではこの商品は高い機能性技術を高く評価され、化粧品業界での位置を獲得しています。

また医薬品業界においても、
これまで写真業界で培ってきた画像やカラー技術から、主に画像診断の分野をはじめ、日本だけでなく全世界に導入されている技術で評価されており、医療現場において様々なニーズに対応した多くの製品が提供されています。

このように、デジタル化という社会の動きにすぐに反応し、もともとの写真事業で培ってきた高度な技術を生かして、消費者が求めるニーズに合った化粧品や医療事業へ展開をしたことが成功に繋がっています。

③まとめ

今回は経営学・マーケティングの総まとめとして、これまで紹介してきた経営戦略と実際に事業転換で成功した富士フィルムを例に記事を纏めました。

今でも様々な技術の発展やデジタル化が進む中、
新型コロナウイルスのようなパンデミックを想定することは難しく、企業として大事なことは、変化する市場ニーズに素早く反応し対応する力が非常に重要になると感じます。
新規事業にはもちろん、経営戦略の立て直しを行う際にも、企業によって様々な取り組み、成功例が溢れていますが、経営学やマーケティング方法の参考にしてみてください!

・参考サイト




以上
川江光

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