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【雑感】灰の轍 警視庁文書捜査官

麻見和史の警視庁文書捜査官シリーズの最新作である。
ドラマ『未解決の女』の原作シリーズだ。

まだあまりまとまってない&周回してないので感想というより雑感である。

・ドラマ終了後年内に続刊が出て良かった。
・今まで私の好きな作家が遅筆だったのか? と思うほどの早書きである。
・過去の事件との関わりという前作にない部分があって良かった。
・新本格の流れを感じる作品だった。警察が文字に着目して捜査するのは今までなかったのでは(先行作品あったらコメント欄にて教えてください)。

・登場人物が増えた。
・女性の上司、パソコンやインターネットに強い男性の後輩。
・鳴海理沙は前時代的と評されるならば、先輩の小説は原稿用紙に手書き派かしら?

・鳴海先輩がリーダーとなると、良い部分を出しにくくなるんじゃないか。ツッコめる人物がいるといいなあ。岩下管理官だといいなあ(願望)。
・文字の神様の位置づけ。
ドラマと決定的に違う箇所だと感じる。
空想のままでいいのか。嘘をつくことと神様というのは、面白さの支柱を決めるものごとに思えた。

・若竹七海「ぼくのミステリな日常」みたいな短編集が読んでみたい。警視庁内のドタバタ劇で、ぜひ。

以上。

12の謎10作品読了済
メフィスト賞作家は3分の一ぐらい読了済ですが、最近の作家には疎いです。

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