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【ひきこもり・不登校#4】息子が不登校になった。その時わたしはどうする?

小学3年生の長男が不登校になりました。10月後半くらいから登校前になると「お腹が痛い」と言うようになったので、予感はしていたのですが、昨日とうとう朝から「学校行きたくない」と言って泣きわめきました。
 さて、どうしたものか。私は不登校の子にかかわっていますが、我が子が不登校になるのは初めてです。ここはひきこもり・不登校対応のプロ(自称)として、がんばらないといけません。

なぜ、息子は不登校に?

「不登校」と一口に言っても原因や背景は様々です。当然それによって対応の仕方も変わってきます。なので、まずは現状把握から行います。

症状

・登校前になるとお腹が痛くなる。
・宿題をやりたがらない。宿題について文句を言う。
・学校楽しくないと言う。授業がつまらないと言う。

原因・背景(予想も含む)

・10月に学校でお腹が痛くなることが続き、また痛くなるのではと不安に思っている。
・学級で多少荒れている子がいて、その子との関わりに悩んでいる。
・私が今、不登校の子と関わっていたり、親戚や友人にも増えてきたりしていて、不登校が身近に感じられるようになっている。
・私が今、昼間基本、在宅している。
・お腹が痛くて何日か休んだ時に、私と家でゲームしたり、YouTube見たりして楽しく過ごした(過ごさせてしまった)。
・私が長い間ひきこもっていて、その姿を見ている。そして、その間本人もつらい思いをいっぱいした。

そんな息子に対して、かわこうはどうする?

原因が過去の私や今の家庭環境にもあるかもしれないというところで、対応がやや難しいのですが、いじめや友達・先生との問題など、明確な問題が学校には今のところはないと判断し、登校を促す方向で進めようと思います。
そこで、私が行う対応は以下の通りです。

腹痛の訴えにはきちんと対応してあげる

息子の腹痛は精神的なものだと思われますが、そこで「気持ちの問題よ」と言って切り捨てられると、本人はよりストレスを抱えてしまいます。お腹が痛くなるのは事実なので、ここはきちんと医学的なアプローチを行います。
今回私たちが選んだのは、針治療です。様々な治療法や健康法がありますが、私も通っていて信頼している先生にお願いすることにしました。

息子の登校時間に合わせて、自分も家を出る

下の子の幼稚園の送りに8時頃家を出ていました。その時間まで長男も家にいることが多くなったので、息子の登校時間7時半に合わせて家を出るようにします。

家で退屈な時間を過ごさせる

以前、休んだ時にゲームをしたりYouTubeを見せたりしたので、休めば楽しく過ごせると思わせてしまったと反省しています。なので、昨日と今日はテレビ、ゲーム、インターネットは一切禁止して、退屈な時間を過ごさせました。昼ご飯も粗食。ジュース、おやつもなし。
思えば私も子どもの時、風邪で学校を休んだ時に午前中は教育テレビ(今のEテレ)で楽しく過ごせるけど、昼からは何もすることがなくなって、「これならまだ学校の方がマシだな」と思った記憶があります。

勉強は一切教えない

これは結構迷ったのですが、私が教えると「ここでもできるじゃん」と思わせてしまうなと思って、一切教えないことにしました。私は教科指導が大好きなので、教えたい気持ちもありますが、今回は登校を促す方向で進めるので、しない決断をしました。

学校休む日は、学童も野球の練習も休ませる

これも、登校を促す方向で進めるための一時的な対応です。子どもの状態にもよると思いますが、「自分の好きなことだけをやるのは違うよ。好きなことのためには、好きじゃないこともやらなければいけないよ」というメッセージだと思って、このようにしました。

ただ、この対応はすべての子にあてはまるわけではないと思っています。「一時的」と書いたのはそういうことです。その子の傷の深さによっては、心の拠り所まで奪ってしまう可能性があるので、見極めは慎重に行う必要があります。
「学校には来れないのになぜ行事や部活だけは来れるの?」という声をたまに耳にしますが、その子にとっては、とてつもない葛藤を抱えながら、それでもがんばって「せめて部活だけは」「行事だけでも」という思いで行っています。それは、ぜひ知っておいてほしいと思います。

本当は「学校が楽しい」のが一番いい

こんな風に家での過ごし方をつまらなくしたり、野球を休ませたりして登校を促しているわけですが、本当はそんなことしなくても「学校楽しい。学校行きたい」と言って行くのが一番ですよね。
てもそんなことは、子どもも親も、学校の先生も、悪く言われがちな教育委員会や文科省だってみんな願っていることです。学校の先生は基本的に誰もが楽しい授業をしたいと思っているし、いい雰囲気のクラスにしたいと願っています。そして、そのための工夫や努力もたくさんしています。たまにそうでない人も残念ながらいますが。

なのに!それがうまくいかない今の学校の現状。みんなが願っている「楽しい学校づくり」が叶えられない現実。

本当に、本当にこれを何とかしていきたいですよね。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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